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警察官の拳銃はM360サクラほか38口径オートマチックも

警察官は自衛官と並んで、唯一拳銃携帯を許可された職業です。ゆえにマニアならずとも警察官の拳銃に注目する人は多いでしょう。制服警察官が装備する拳銃は基本的に5連発のリボルバー。ニューナンブやM37を経て、現行モデルは国産の「M360サクラ」(S&W M360のライセンス生産品)という銃です。警察官の拳銃には38口径オートマチックも配備されています。


警察官の拳銃はM360サクラほか38口径オートマチックも


警察官の拳銃M360サクラは38口径リボルバー

ニューナンブは、1960年代から使用が続く国産拳銃(ミネベア製)。特に3インチモデルは命中精度が高く、射撃大会用に選抜射手が携帯していることが多いという傾向があります。調達は終了しました。

S&W M37はエアウェイトとも呼ばれるアルミ合金の軽量モデル(輸入品)。何発か撃つとシリンダー基部に亀裂が入る事例が頻発し、現在では調達が中止されています。M360サクラは2006年以降調達が続く、フラットサイドバレルが特徴の38口径リボルバー。M360サクラはS&W社のM360(エアライト)をベースにした日本警察の別注モデルです。

一部でいわれるように警察官の拳銃の「1発目は空砲」という事実はなく、5発の実弾をフル装填して携帯しています。私服警察官などは小型のオートマチックを装備しますが、その場合も支給弾は5発。予備弾は携行しません。


警察官の拳銃は中型オートマチック

また、一部の私服警察官や機動隊の拳銃には、グロックやベレッタといった中型のオートマチックも使われています。とはいえ、 警察官の拳銃で中型オートマチックは目にするチャンスはまずないでしょう。

警察官といえば、かつては木製警棒が目印でした。今では金属製の伸縮式警棒が一般装備になっています。41型警棒が最も古いタイプになりますが、私服警察官や交通機動隊ではまだ現役。ただし、1発殴っただけで曲がってしまいます。

アルミ製の53型警棒も耐久性には疑問が残っていました。そこで導入されたのが2段伸縮の65型警棒。長くて重いぶん強度は格段に向上しており、現場の評判も悪くありません。ただし、ジャマなのはいかんともしがたく、旧型の53型警棒の愛用者もまだ多いのが現状です。


SPの警察官は拳銃に32口径小型オートマチック

日本のSPの警察官が愛用している拳銃が「SIG P230JP」。日本のSP警察官が愛用するSIG社製の32口径小型オートマチックで、1995年頃から配備開始された拳銃です。日本のSP警察官専用の拳銃というわけではなく、一部の制服警察官や私服警察官にも支給されています。日本のSP警察官が愛用する拳銃SIG P230JPのモデルガンの実勢価格は19,800円です。

日本の警察官の拳銃で「特殊けん銃」と称され、各国の特殊部隊も使用する高精度なハンドガンが「SIG SAUER P226」。平成26(2014)年度予算で警察官の拳銃の整備用工具キットの調達が確認されています。警察官の拳銃SIG SAUER P226のモデルガンの実勢価格は22,320円です。

日本の警察官の拳銃で「グロック17」はSPや警衛官などに配備されているグロック社製の大型ハンドガン。軽量なポリマーフレームや、扱いやすいトリガーセーフティなど日本の警察官独自の仕様を備えている拳銃です。日本の警察官の拳銃グロック17のモデルガンの実勢価格は23,810円です。


警察官の拳銃で自ら隊にオートマチック

警視庁の地域部に所属する自動車警ら隊、通称“自ら隊(じらたい)”。第一・第二・第八方面・第九方面の各自動車警ら隊が4隊あり、黒白パトカーに制服警察官の2名乗務でパトロールしています。所轄の警らパトカーと同じように見えますが、隊員は“ばんかけ”と呼ばれる職務質問のエキスパートです。

そんな自ら隊の警察官に、オリンピック警備の対策としてオートマチック拳銃の「グロック45」が配備されました。これを上部が開いたサファリランドタイプの国産ホルスターに入れて携行していたのです。

しかし、小型リボルバー拳銃(回転式拳銃)を主に運用してきた、日本の警察ならではの問題が発生します。それは警察官に配備された拳銃の「ランヤード(吊り紐)の破損」と「マガジン(弾倉)の脱落」です。

警察官の拳銃で自ら隊にオートマチック


警察官に配備されたオートマチック拳銃を回収

運用中に発生した2つの問題によって、警視庁の自ら隊の警察官に配備された拳銃・グロック45は東京オリンピックの警備終了後に回収。代わりに自ら隊の警察官の拳銃は、おなじみの“サクラ”こと「M360J」に差し替えられました。

隊にもよりますが、自ら隊の警察官でグロック45を拳銃として運用していたのは1か月ほどだったようです。警察官から回収された拳銃は、どこかにまとめて保管されているといいます。将来的な全面交換、あるいはオリンピック級のイベント対策として使われるのでしょうか。

グロックは、ミリタリーや民間、そしてLE(Law Enforcement/法執行機関)ユースでも、世界的なベストセラーの拳銃ですが、日本の警察が本格的に運用するにはもう少し時間が必要なようです。

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