覆面パトカーの危険度は赤色灯の違いで判別する
一口に覆面パトカーといっても、交通取り締まり用と捜査用では中身が大きく違います。交通機動隊や高速隊が使用する、交通取り締まり用の覆面パトカーの危険度が高いのはいうまでもありません。一方の捜査用は交通取り締まりの危険度はほぼゼロです。そんな覆面パトカーは赤色灯の位置で危険度を判別します。
覆面パトカーのルーフに大きなフタ
交通取り締まり用の覆面パトカーで最も見かける車種がトヨタ・クラウン(200系)。ひと昔前と違って一般車との見分けがつかないため、交通機動隊員の運転技量と相まって、あっという間に追尾・測定されてしまいます。
交通取り締まり用の覆面パトカーの特徴はルーフの真ん中から、電動で出てくる反転式の赤色灯。そのため、ルーフの真ん中に大きなフタがあります。運転席の高い大型車からは丸見えですが、乗用車からは見えないのが難点です。
グリル内には2つの前面警光灯があり、スピード測定の際はこれを光らせます。ただし、潜伏中はクルマの外観から見抜くことはほぼ不可能。このほか、リアウィンドウ上に装着してある、チョンマゲのようなユーロアンテナも特徴です。
捜査用の覆面パトカーはマグネット
また、クラウンの覆面パトカーの場合、トランクリッドにグレードエンブレムがない場合は覆面パトカーの可能性が大。ただし、エンブレムが後付けされることもあるので注意が必要です。乗車している警官のヘルメットや青い制服姿で覆面パトカーかを判別するのが確実かもしれません。
一方、取り締まり危険度が低いのが捜査用の覆面パトカー。刑事たちの足代わりなので、交通取り締まりは行いません。車種もトヨタ・アリオンやスズキ・キザシといったマイナーな車種が多めとなっています。
捜査用の覆面パトカーはグリル内に前面警光灯を装備せず、マグネット式の赤色灯を車内から手でルーフに載せる方式。助手席側から載せる場合が多いので、左側に寄っているのが通常です。
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覆面パトカーの見分け方はルーフ上にあるフタ
覆面パトカーでもマグネット式赤色灯なら捜査用
覆面パトカーが張り込みに使われることはない
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ラジオライフ編集部
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