スピード違反で裁判所の呼び出しを受ける超過速度は？

交通違反で交付されるのが違反キップ。スピード違反の場合、超過速度が30km/h未満（高速道では40km/h未満）だと青キップ、30km/h以上（高速道では40km/h以上）だと赤キップとなります。スピード違反は速度で青キップか赤キップかが変わり、捕まった後に待っているものは反則金の支払いか裁判所の呼び出しかと大きく違っているのでした。

スピード違反で裁判所の呼び出しは赤キップ

スピード違反の速度が青キップの場合、一緒に交付される納付書で銀行や郵便局に「反則金」を払えばそれで終わり。金額は、スピード違反の超過速度によって法令で決まっています。

スピード違反の速度が赤キップの場合は、反則金の納付書が交付されません。後日（通常は赤キップを切られてから約20日後）、いわゆる交通裁判所の呼び出しを受けます。とくに不服がなければ、略式の裁判により、すぐに「罰金」を払って終了です。

略式の裁判といっても法廷は開きません。交通裁判所の呼び出しで待合室で待っているうちに呼ばれ、徴収の窓口で罰金を払うことになります。交通裁判所の呼び出しで支払う罰金の上限は10万円。交通裁判所の呼び出しで支払う具体的な金額は、主にスピード違反した車種と超過速度によって決まります。例えば普通車で超過速度が30km/h台なら、交通裁判所の呼び出しで支払う罰金は6～7万円。バイクのスピード違反の交通裁判所の呼び出しで支払う罰金は、それより1万円くらい低いというのが相場です。

スピード違反で裁判所に呼び出しを受ける超過速度

ただし、スピード違反の超過速度がすごく高い場合は、罰金では済みません。正式な裁判となって、被告人として裁判所に呼び出しを受け、懲役刑（上限は6月）を求刑されることになるのです。

スピード違反は超過速度が高くても、被告人として裁判所に呼び出しを受けると普通は執行猶予がつきます。被告人として裁判所に呼び出しを受けて「主文、被告人を懲役3月に処する。この裁判が確定した日から3年間、その刑の執行を猶予する」と判決がいい渡されるわけです。

なお、スピード違反で被告人として裁判所に呼び出しを受けて言い渡される判決の執行猶予とは「3年経ったら刑務所行き」という意味ではありません。スピード違反で被告人として裁判所に呼び出しを受けて言い渡される判決の執行猶予は3年間、社会内で生活させ、新たに犯罪を犯さなければ、刑務所へは入れずに終わらせようという意味です。

スピード違反で被告人として裁判所の呼び出しを受ける超過速度は、東京の首都高速の場合で超過80km/h以上といわれています。スピード違反で被告人として裁判所の呼び出しを受ける超過速度は、一般道だと超過70km/h以上のようです。地方によっては、スピード違反の速度が超過60km/h以上で、スピード違反で被告人として裁判所の呼び出しを受ける可能性があります。