運転免許証アプリでICチップの情報を読み取る
身分を証明するものとして最もよく使われるのが運転免許証。インターネットカフェの会員証から携帯電話の契約まで、さまざまな場面で利用されています。そんな運転免許証がICカード化されていることは意外に知られていません。しかも、運転免許証アプリでICチップの情報が読み取ることができるのです。

運転免許証アプリで暗証番号を入力
2009年から導入された運転免許証のICカード化。スマホのライトなどの光源を運転免許証の裏から当ててみると、偽造防止の透かしのマークにまぎれて、顔写真の左側あたりに四角いICチップが埋め込まれていることが確認できます。
この運転免許証のICチップに書かれた情報は、NFC機能のあるスマホと運転免許証アプリ「IC運転免許証リーダー」で確認が可能です。この運転免許証アプリを利用すると、免許証のICカード化前には記載されていた本籍地の住所が表示されます。
ただし、運転免許証アプリで誰でも簡単に個人情報を確認できるわけではありません。免許証発行時に登録した暗証番号2種類(1・2)が必要。本籍地と顔写真以外は「暗証番号1」のみでOKです。
運転免許証アプリでICチップ読み取り
なお、運転免許証アプリで暗証番号を3回間違えると情報を読み出すことができなくなり、警察署などでパスコードを再発行してもらう必要があります。間違えてロックさせないように運転免許証アプリの使用は気を付けなければなりません。
実際に、ICチップの個人情報を読み取る方法は運転免許証アプリを起動後、暗証番号を入力します。スマホを免許証に近づけるだけでICチップに書き込まれた個人情報が運転免許証アプリで読み取れるのです。
運転免許証アプリで正しい暗証番号を2つ入力すると「顔写真+本籍地情報」まで含めた運転免許証の個人情報がモノクロで表示。運転免許証アプリに表示された情報で「通称名」という項目は空欄でした。また運転免許証アプリの「統一氏名」という項目は、機械による読み取り用のものと考えられます。
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ラジオライフ編集部

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