交通違反取締りに納得がいかない時の対処法は？

交通違反の取り締まりに納得がいかなくても、警察から「サインしないと裁判で面倒なことになるよ」といわれて思わずサインしたという人もいるはず。はたして、違反キップにサインをしないとどうなるのでしょうか。違反キップへのサイン拒否した後の流れは、交通違反が青キップか赤キップかで違ってきます。

交通違反で交通裁判所に呼び出し

「交通違反で取り締まられた人の半数は不服に思っていることが多く、見逃してくれないかといってくる」というのは元交通課の警察官の話。中には違反キップにサインをせずに何時間も粘る人もいるといいます。

交通違反の中でも軽微なものは「反則行為」と呼ばれ、一定期間中に納付書に書かれた所定の反則金を納付すれば手続きは終了。この納付書と一緒に渡される「交通反則告知書」が青キップです。

一方、一般道で時速30キロオーバーなど重い交通違反には「交通切符告知票」が渡されます。これが赤キップです。赤キップの場合は、反則行為ではなく刑事罰として前科が付きます。交通裁判所に呼び出されて、略式の裁判を行うのです。

青キップの交通違反の場合、違反キップにサインをすると当然、違反を認めたことになり、反則金の仮納付書を渡されます。取り締まりに納得がいかないならサインを拒否することは可能。交通裁判所で潔白を主張して行くことになります。

一方の、赤キップの交通違反も納得がいかないならサインを拒否することは可能です。後日、検察庁へ出頭要請が来るので出頭。ここで略式裁判に応じるようにいわれても、正式裁判に持ち込む意志を伝えます。

するとその日は帰されて、後日の呼び出しを示唆されるようです。その後、半年以上、出頭要請が来なければ不起訴の可能性もあります。

いずれにしても、違反キップにサインすることは交通違反を認めたことということ。取り締まりに納得がいかないなら拒否してもよいのです。もちろん、交通違反をしたという認識がある場合は素直に違反キップにサインしましょう。

ラジオライフ編集部：三才ブックス

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