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公安警察が日本で活動するスパイを割り出す方法

日本の警察組織の中で、一番ナゾが多い部署といえば公安警察でしょう。公安警察は世の中の秩序の維持が使命です。事件が発生する前に抑止するのが目的なので、事件が発生してから捜査を開始する刑事とは捜査手法が異なります。そんな公安警察が日本で活動する外国スパイを割り出す方法を見ていきましょう。


公安警察が日本で活動するスパイを割り出す方法

公安警察でも外事課の強化が必要

全国の公安組織で最大規模を誇る警視庁では唯一、公安部が独立しており、国内を担当する公安1~4課と、テロ組織や国際犯罪組織を対象とする外事1~3課などに分類。また、他の県警では警備部に公安課が設置されています。

東京オリンピックを控え、テロの脅威と向き合わなければならなくなった今、公安警察の中でも外事課の強化が必要です。公安警察はテロや外国人犯罪にどう対峙しているのか、警視庁の公安部外事2課にも勤務した元捜査官に話を聞きました。

スパイ防止法がないためにスパイ活動を取り締まれず、さらに出入国の管理が比較的に緩かった日本。1990年頃からロシアや中国からの密入国者やオーバーステイがどんどん増えてきました。

また、日本での留学や研修で来た人の中にもスパイ活動をする人もいます。彼らは“スリーパー”と呼ばれ、日常生活に潜んで企業や国家の機密情報を盗んで本国に持ち出しているのです。

公安警察にとって問題はテロ組織

公安警察の目的は、地道な監視や調査で犯罪組織やスパイ活動を割り出して検挙すること。外国人犯罪組織やスパイ活動を割り出すには情報協力者“エス”を作るのが重要です。エスとはスパイの頭文字からそう呼ばれます。

エスとは「情で関係を作る」とのこと。例えば飲食店で商売をしている外国人をエスに仕立てる場合、店に通って仲よくなったり、時には金を貸したり何かと面倒をみるといいます。そうしているうちに商売敵の情報をくれるようになるのです。

具体的には「偽造パスポートを作っている」や「偽造の在留資格証を持っている」などの情報。とりあえず軽犯罪法違反で引っ張って、背後にいる犯罪組織を一網打尽に摘発することもあるといいます。

一方、公安警察にとって問題なのはテロ組織の把握です。元捜査官も「現状は難しいといわざるをえません」と話します。実際、テロリストかどうか、危険思想を持っているかを見極めるのは至難の業。「入国の際に顔認証もできますが、正規に日本に入って来られてテロを起こされたら防ぎようがない」というのが現状です。

その意味で、これからの公安警察には「語学ができて、ごく細かい外国人のコミュニティにも潜り込んでいける能力が必要でしょう」と話してくれました。

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