神出鬼没の「ネズミ捕り」の場所がわかるアプリ
クルマを頻繁に運転する人であれば、一度は警察のスピード違反の取り締まりに遭遇した経験があるはず。このうち、固定式の自動速度取締装置「オービス」なら、設置場所を覚えれば対応できますが、神出鬼没で行われる「ネズミ捕り」はお手上げです。そんなネズミ捕りの場所がわかるアプリを紹介しましょう。
場所が変わるネズミ捕りは予測困難
スピード違反の取り締まりは、固定式の自動速度取締機装置「オービス」を使うものについては、さまざまなアプリが対応しています。しかし、警察官が測定機を道路に設置してスピード違反を取り締まる、通称「ネズミ捕り」は場所が決まっていないため、予測が困難です。
Android向けアプリ「交通違反撲滅委員会」はオービスだけでなく、ネズミ捕りなどさまざまな取り締まりに対応しているところが特徴のアプリ。無料版の「交通違反撲滅委員会Free」と有料版(360円)の「交通違反撲滅委員会EXECUTIVE」があり、有料版はリアルタイムで取り締まり情報が更新されます。
ネズミ捕りでは、主にレーダーを使いスピードを測る方式と、道路脇2ヶ所に光電管を設置し、その通過時間からスピードを測る方式の2種類が使われます。このうち、レーダー方式はレーダー探知機でキャッチできますが、光電管方式は探知できません。
ネズミ捕りのほか一時停止違反も表示
「交通違反撲滅委員会」がどのようにしてネズミ捕りの場所を調べているかといえば、アプリユーザーからの目撃情報です。アプリをインストールした人は「委員」に任命され、アプリ上から発見した取り締まり情報を通知します。
委員には階級があり、当初は「新人委員」ですが、取り締まり場所を通報するごとに階級が上がる仕組み。最高ランクは「統合幕僚委員」まであります。
使い方は普通の地図アプリやナビアプリと同じで、現在地に近いところで取り締まりが行われている目撃情報がある場合、地図上に取り締まり場所やその種類が表示されます。
対応している取り締まりは「ネズミ捕り」のほか踏切で待ち伏せる「一時停止違反取り締まり」や、「飲酒運転の検問」、「白バイ」などさまざまです。また、事故による交通規制についても情報を集めているので、渋滞回避にも役立ちます。
もっとも、白バイや覆面パトカーについては止まっていることは少なく、場所を変えながらスピード違反を取り締まっていることがほとんど。表示されるこれらの目撃情報は、あくまでも参考程度といえるでしょう。もちろん、アプリに頼る前にしっかり交通ルールを守って安全運転を心がけることが一番です。
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