パトカーで夜に攻撃的になる自ら隊を見分ける方法
自動車警ら隊のパトカーは、警察署の管轄区域をこえてパトロールをしています。警察内部では「自ら隊」などと呼んでいます。自ら隊のパトカーは犯罪の芽を見つけ出して検挙することが任務。いわば職質のプロといえます。パトカーで夜に攻撃的になる自ら隊を見分ける方法を見ていきましょう。
自ら隊のパトカーは夜も昼も街中を巡回
交通機動隊のパトカーが主に交通違反を取り締まるのに対して、自ら隊は夜も昼も街中を巡回して不審な人や物を見つけて捜査することが主な任務。自ら隊パトカーは交通違反も取り締まることはありますが、凶悪事件が起こるのを未然に防ぐために、キップを切ったあとも車内を捜索したりもするのです。
自ら隊パトカーは赤色灯の下に白い箱が付いていることが、交通機動隊のパトカーと見分けるポイントになります。自ら隊パトカーは駐車時にその赤色灯を上に伸ばし、通行する車や人に目立つようにします。夜も交通整理や不審物の捜査を行う自ら隊パトカーならではの装備でしょう。
自ら隊パトカーはトヨタのクラウンが大部分を占めています。最近はスバルのレガシィが自ら隊パトカーでよく見られるようになってきました。また、同じ白い箱が乗っているパトカーでも、自ら隊と所轄警察署の警らとでも大きく違っています。
自ら隊のパトカーは夜は車長が運転
所轄警察署のパトカーとは、その地域を管轄している警察署のこと。一方の自ら隊パトカーは、警察署の管轄を越えて県内全域で活動できます。そして、自ら隊パトカーは昼も夜も常に周囲に目を配っているので、車内の私語はありません。
自ら隊パトカーに乗務中は昼も夜も犯罪の芽を見つけ出して検挙するという、攻撃的な姿勢でいるからです。対して、所轄の警らパトカーは管轄内を巡回しているだけ。所轄の警らパトカーは犯罪が起こっていたら対処する受け身の姿勢なので、自ずと車内の緊張感も違ってくるわけです。
さらに、自ら隊のパトカーが攻撃的になるのが夜間。自ら隊のパトカーは昼間、後輩が運転して車長が周囲を警戒。夜は自ら隊パトカーの運転を交代します。不審者の出没や犯罪は夜間に多発するので、車長が自ら隊パトカーを運転した方がすぐに対応できるからです。
自ら隊のパトカーは夜に攻撃的になる
そんな夜に攻撃的になる自ら隊パトカーの目印となるのが、車体に描かれた3ケタ数字になります。夜に攻撃的になる自ら隊含めて警視庁の白黒パトカーは、フロントとリアウインドウに所属を示す記号を表示。このパトカーの記号は無線のコールサインと共用しているので、屋根にも書かれています。
ここで所轄の警らパトカーの記号は、所属する警察署名と数字の組み合わせ。これに対して、夜に攻撃的になる自ら隊パトカーは1ケタの所属隊と2ケタの通し番号による3ケタ数字です。
ただし、白い箱が乗ったパトカーには職務質問に精通した警察官が常務する「遊撃特別警ら隊」も存在。警視庁のパトカーの場合は「遊撃1」などと表記されているのでこちらも要注意。遊撃特別警ら隊パトカーの対空表示は「撃1」となっています。
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ラジオライフ編集部
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