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捜査四課の刑事が強面な服装や見た目になる理由とは

通称「マル暴」と呼ばれるのが刑事部捜査四課。捜査四課は広域指定暴力団や外国人犯罪などを扱う部署です。警視庁では刑事部捜査四課から独立し、組織犯罪対策部第四課となっています。捜査四課のマル暴刑事というと、ヤクザと見紛う警察の強面集団。実は捜査四課の刑事が強面な服装や見た目になるのには理由があるのでした。


捜査4課の刑事が強面な服装や見た目になる理由とは


捜査四課の刑事は強面の服装や見た目になる

捜査四課の刑事は、一見するとどちらが暴力団員か?と見紛うほど強面揃いなのも特徴。なぜ、捜査四課の刑事はヤクザと服装や見た目のファッションが似てくるのでしょうか。退官まで30年以上、警視庁組織犯罪対策部で捜査四課畑を歩んだ元警部は言います。

「今では半グレや企業に入り込むビジネスマン風のヤクザなど、一般人と区別が付きません。捜査四課の刑事もコテコテな見た目の者はだいぶ減りましたが、やはりナメられないように“ビッ”とするようには心がけています」とのことです。

「東京・浅草には、ヤクザ者と捜査四課の刑事がひいきにしている鞄屋が何軒かあります。捜査四課の刑事がそこに行くのは理由があり、どこの組の者が来たとか情報を得るため。客として革の鞄などを特注して、店主と関係を築いていくんです」と捜査四課の元刑事は話します。こうして捜査四課の刑事には強面風のファッションアイテムが増えていくわけです。


捜査四課の刑事が強面な服はヤクザへの配慮

捜査四課の刑事として「ヤツらに服装でナメられないように、こだわりのアイテムを持つように心がけていました。なので、ライターでも100円の使い捨てなんて絶対に持てません。オイルライターが基本です」といいます。

「我々はヤクザ者みたいに10万~20万円もするビラ(背広)は買えませんが、高くなくてもビッと着こなせばそれなりに見えるもんです。捜査四課の若い捜査員にも、徹底指導しましたね」とのことです。

とはいえ現在は、捜査四課の刑事といえども公安警察などのようにスマートな服装が多くなっています。そこには、捜査四課の刑事の捜査方法の変化もあるとか。捜査四課の刑事は「昔は組関係のエス(スパイ)と会うために、配慮してヤクザのような格好をしている面もありました」とうように、強面な服を着ることに理由があったわけです。


捜査四課の刑事が服装や髪形の申請書を提出

捜査四課の刑事といえども警察官。服制規程から外れる必要がある場合、必ず所属長に申請書を提出させられます。捜査四課の刑事は髪型や服装を「捜査で必要だから」と理由を書いて提出するわけです。

ヒゲについては特にうるさく、捜査四課の刑事も必ず申請書が求められます。髪型に関しては、元から「天然パーマだ」と言い張る捜査四課の刑事もいましたが、カッチリと決めたパンチパーマはさすがにその言い訳は通りません。

といっても、捜査に関係なく、好きでパンチパーマをかけている捜査四課の刑事もいたようです。また、必要以上に自分を大きく見せるために、あえてガラの悪そうな格好をしたがる捜査四課の刑事もいたといいます。


捜査四課の刑事も公安警察型の情報捜査

「その時代は、捜査四課の刑事の組事務所への出入りなんて当たり前。よく言われる『昼メシを食べさせろ』なんていう利益供与に当たることはしませんでしたが、ヤツらが何かしようという動きをそこで察知していました」といいます。

「今は暴力団と警察の間の関係が希薄になってきており、捜査四課の刑事が組事務所にも入れなくなりつつあります。公安警察型の情報捜査が求められてきているのです」と話してくれました。

捜査四課といえば「刑事の中でも血気盛んな人間が目指す部署だったもの。新人警察官には大学で体育会系だった人や応援団などの硬派な人間が多く、そもそも警察官になる前に、暴力団と渡り合ってきたような猛者もいた」とも話してくれます。


捜査四課の刑事の取り調べテクニック

「そんな時代でしたから、私も警察学校での教育なんか生ぬるく、教官に反発していたぐらいです(笑)」とのこと。「よっぽど大学での体育会の生活の方がツライ。先輩のいうことが絶対の完全な縦社会で生活してきましたから」と話します。

このためか「私が若い時は、街で暴力団員が肩で風を切ってエラそうに歩いていたら即刻しょっぴいてました」とのこと。「彼らは甘やかすと、とことんつけ上がります。だから徹底的に取り締まって顔を売るんです」と捜査四課の元刑事はいいます。

とはいえ、捜査四課の刑事はただ厳しいだけではダメ。例えば、捜査四課の刑事の取り調べにもテクニックがあります。それは「彼ら暴力団員は普段、人間扱いされない面があるので人間として扱ってやる」ことが捜査四課の刑事の取り調べの秘訣のようです。


捜査四課の刑事になる組織対策部マル暴希望減

捜査四課の刑事は「まずは下調べして、母子家庭だったら家族関係のネタに弱いなとか相手の弱いところを把握するんです。その上でシビれるセリフをいうんですよ」といいます。

例えば、捜査四課の刑事が「我々は人を憎まず罪を憎んでるんだよ。あんただって同じ人間だ。切れば赤い血が出るんだろ。法律には血も涙もないけど、そこに血を入れるのがオレの仕事なんだよ」といった具合です。

とはいえ残念ながら今は、若い警察官でも捜査四課の刑事を希望する人が減っているのが実情。「暴力団は恐いというイメージがあるんでしょう」と話します。「最近は組織対策部に入る予定の新任警察官でも、3分の1くらいしかマル暴を希望する者がいません」と話してくれました。

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