防犯ブザーにもなる警視庁アプリがリニューアル
東京都内の犯罪発生情報などが一目でわかる、警視庁公認アプリ「Digi Police」が3月に大幅リニューアルしました。トップ画面のデザインが大きく変わり、各メニューの操作性も上がっています。新コンテンツも追加されたので、使い方のちょっとしたコツと合わせて紹介します。

警視庁アプリのトップにマップ機能
2019年3月の大幅リニューアルで警視庁公認アプリ「Digi Police」が大きく変わったのが、アプリ起動直後に表示するトップ画面です。これまでは、Digi Police各機能へのボタンが並ぶものでしたが、新トップページでは現在位置を元にしたマップ機能が表示されます。
マップ機能は、google マップ上に警視庁管内各地で起きた犯罪発生情報や警察署・交番などをプロットしたもの。「マップで見る」ボタンをタップすると、コンビニエンスストアが検索できたり、最寄りの警察署・交差点へのルート検索にも対応します。
トップ画面を下にスワイプしていくと、警視庁からのお知らせ「最新のメールけいしちょう」、警視庁犯罪抑止対策課のツイート、最新情報と表示が続きます。Digi Policeでよく使われる機能をトップページに並べたことで、より使いやすくなったといえるでしょう。
警視庁アプリに新コンテンツ追加
「公開捜査情報」など、それ以外のメニューはアプリ画面の一番上にあるメニューバーをスワイプして呼び出します。旧バージョンでは、メニューの切り替えに一旦トップ画面に戻る必要があったため、切り替えやすい新バージョンの方が使いやすい印象です。
また、新メニューとして「子供と女性の安全情報」というコンテンツも追加。これは、女性が巻き込まれやすい痴漢を始めとした性犯罪や、子供を犯罪から守るための情報を集めたものです。
そのほか、お遊び機能として用意されていた「キャラショット」機能がゲーム「インコの部屋」へ、「詐欺カルタ」は内容を一新して「詐欺川柳」になる、といった変更も加えられています。
警視庁アプリの防犯ブザー活用法
Digi Policeが注目を集めた「防犯ブザー」「痴漢撃退」の2機能は、アプリ起動中に表示し続ける画面下部にあるボタンで呼び出す仕組みになりました。それぞれ、画面をタップしただけで防犯ブザー音や「やめてください」という録音メッセージが最大音量で流れるものです。
試してみたところ、両方ともかなりの大音量で防犯効果も期待できそう。とはいえ、Digi Policeアプリを表示した状態でないと使えません。そこで「暗がりを歩くときは防犯ブザー」「満員電車に乗る前は痴漢防止」のように、あらかじアプリを画面に表示しておくことが大切です。
これなら、画面ロックを外せばすぐ防犯ブザーや痴漢撃退メッセージを流せます。そして、もう一度ボタンを押すまで音は止まらないので、表示画面はOFF。これで、痴漢や暴漢にスマホを取り上げられても、防犯ブザーや痴漢撃退メッセージが流れ続けることになります。
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