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「入れ歯安定剤で酒気帯び運転」を検証してみた

2018年9月のニュースで、酒気帯び運転の取り締まり時に、入れ歯安定剤のアルコール成分が検知された可能性を認める逆転判決が報じられました。そこで、入れ歯安定剤にどの程度のアルコール成分が含まれているのか、実際に入れ歯安定剤を口腔内に塗布して「入れ歯安定剤で酒気帯び運転」を検証してみました。


「入れ歯安定剤で酒気帯び運転」を検証してみた

酒気帯び運転のアルコール量の数値

入れ歯安定剤の多くは、アルコール成分(酢酸ビニルとエタノール)が含有されており、その旨がパッケージに記載されています。この入れ歯安定剤に含まれるアルコール成分が検知される可能性があるとして、酒気帯び運転の取り締まりによる運転免許取り消し処分が撤回されたのです。

そこで、実際に入れ歯安定剤にどの程度のアルコール成分が含まれているのか、適量の入れ歯安定剤を口腔内に塗布して、時間の経過ごとに数値の変化をチェックしてみました。

ちなみに、酒気帯び運転のアルコール量の数値は0.25mg/l以上で違反点数が25点、0.15~0.25mg/lで違反点数13点となっています。

なお、検証は入れ歯安定剤を口腔内の上あごに貼り付けて測定。入れ歯装着での数値とは異なる場合があります。また、誤飲の恐れがあるので、絶対にマネをしないで下さい。

入れ歯安定剤は酒気帯び運転レベル

まずはシオノギヘルスケアの「クッションコレクトEZ」(343円・10g)で実験。用法には、パチンコ玉サイズが標準とあったので、0.8gを口腔内に塗布。この時点で数値は0.98mg/lです。そして、60分経過後も0.23mg/lと高いアルコール値を維持していました。

次にライオンの「新ライオデント」(835円・40g)です。2~3cmが適量と記されていたので、3cm(2.5g)を使用。量が多いためか、数値の低下は遅く、60分経過後も0.35mg/lと最も高い数値をマークしました。

最後の小林製薬の「タフグリップ」(442円・20g)は、適量の3cm(0.8g)を塗布。60分後には、0.18mg/lにまで急激に低下。本実験の最低値ですが、酒気帯び運転の範囲0.15mg/lを下回ってはいません。このように、入れ歯安定剤のアルコール成分は酒気帯びレベルということがわかりました。

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