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警察無線傍受! 実録「こちら警視庁、110番」

警察無線といえば、外部の人が聞けない無線の代表格。数ある業務無線の中でいち早くデジタル化されて秘話通信となっています。しかし、警察無線はかつて誰でも聞けたことをご存ですか? ここでは40年前のラジオライフ(1980年6月号)に掲載された記事をご紹介しましょう(事実にもとにした仮想の内容です)。


警察無線傍受! 実録「こちら警視庁、110番」

警察無線からとぎれとぎれの通報

正午過ぎ、女性から奇妙な110番。
――「もし、もし」
――「はい、こちら110番」
――「もし、もし」
――「はい、どうしたのですか」
「もし、もし、今、あの……男に、刃物で………」
とぎれとぎれで聞きとれません。
――「お宅の住所は」
――「………」
――「いま、どこから電話していますか」
――「 ………」
いくら呼んでも時々電話の声がとぎれて、聞えたり聞こえなかったりします。女性の声はそれでも続きます。110番を受理している婦人警察官は、電話局に逆探知を依頼する一方、懸命に呼びかけます。
――「お宅の住所は」
――「……新宿の三光町の交差点から…」

警察無線で経過をリアルタイムで追う

『警視庁から警視401、ただいま新宿三光町と厚生年金との間ぐらいのところで30才ぐらいの女性がナイフのような刃物でさされた模様、至急向ってください』
『こちら警視401、了解』
――数分後――
『こちら警視401、事件は母子家庭に入った2人組強盗事件。マル被(被疑者のこと)は車で逃走した模様です。車のナンバーは不明、色は白の乗用車で新宿方面へ逃走した模様。マル被の人着(人相と着衣のこと)は、25オぐらい、身長165センチ、中肉中背、髪は長く、グレーのセーターに黒ズボン。もう一人は20才ぐらい、身長170センチ、ヤセ型、長髪でむさ苦しい感じです。茶のズボンにズックぐつ』
『警視庁、了解』
『こちら警視405、ただいま淀橋保健所付近で2人乗り白の乗用車を発見、停止の合図をしたがフルスピードで大久保方面に逃走しました。引きつづき追跡中』
『警視庁、了解』
――数分後――
『こちら警視403から警視庁へ』
『こちら警視庁、どうぞ』
『ただいま大久保通り交差点付近で、交通渋帯で停止中の容疑車両を発見、これを派出所に同行、取り調べ中』
『警視庁、了解』

結局、この2人が強盗事件の犯人であることが判明。夕方、捜査員からの電話連絡。110番受理のとき通話が時々とぎれたのは、犯人に切断されたが、わずかにつながっていたコードを母親が110番している間、6才の坊やが両手で必死に押さえつづけていたからでした。

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