交通機動隊と自ら隊で違う飲酒運転の取締り方法
警視庁や各都道府県の交通部にある、交通違反の取り締まり専門の部署が「交通機動隊」です。一方「自動警ら隊」は警察署の管轄区域をこえてパトロールする部隊。警察内部では「自ら隊」などと呼ばれています。じつは飲酒運転の取り締まりは、交通機動隊と自ら隊で大きく異なっているのでした。
飲酒運転取り締まりのアプローチ
「交通機動隊」が主に車を対象にして交通違反を取り締まるのに対して、「自ら隊」は街中を巡回し不審な人や物を見つけて捜査することが主な任務です。このため、飲酒運転の取り締まりのアプローチも違っています。
交通機動隊員は、まず夜に覆面パトカーで繁華街を軽く徘徊。繁華街で携帯電話を片手に運転しているドライバーを見つけたらロックオンするのです。ただし、そんな小さな違反で覆面パトカーの存在を明かしたりはしません。
たいてい飲み屋が入っているビルから出てきた人は飲酒運転の可能性が高いので、ある程度クルマを走らせるまで泳がせます。あとは長年の勘になりますが、幹線道路などでブレーキを踏むタイミングがおかしい車は飲酒運転率が高いというわけです。
飲酒運転取り締まりで車種チェック
そして、例えば携帯電話を使っていれば呼び止めやすいことから、まずは軽い違反で車を停止。ここで飲酒運転だったりすれば即御用となるわけです。交通機動隊の目はごまかせません。
一方の「自ら隊」の飲酒運転の取り締まりは、夕方に繁華街を見回って駐車場などで車種をチェックすることからスタート。そして、そのクルマが走行している姿を見かけたらすかさず追跡するのです。
それらはほぼ飲酒運転しているはずなので、一時停止違反やウインカーの出し忘れなどでいったん停車させます。それで飲酒運転で捕まえてしまうというわけ。いずれにしても飲酒運転は犯罪ですから、絶対にやめましょう。
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ラジオライフ編集部
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