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公安警察が外国人を「エス」に仕立てる方法とは

日本の警察組織で一番ナゾが多い部署といえば「公安警察」でしょう。公安警察の使命は世の中の秩序の維持です。その活動は事件を未然に防ぐことが目的のため、事件が発生してから捜査を開始する刑事とは捜査手法が異なります。公安警察が日本で活動する外国人スパイを割り出す方法を見ていきましょう。


公安警察が外国人を「エス」に仕立てる方法とは

公安警察はスパイ活動を割り出し検挙

全国の公安組織で最大規模を誇る警視庁では唯一、公安部が独立して存在しています。国内を担当する公安1~4課と、テロ組織や国際犯罪組織を対象とする外事1~3課などで構成。他の県警では警備部に公安課が設置されています。

東京オリンピックを控え、テロの脅威と向き合わなければならない今、公安警察の中でも外事課の強化が必要です。公安警察はテロや外国人犯罪にどう対峙しているのか、警視庁の公安部外事2課にも勤務した元捜査官に話を聞きました。

公安警察の目的は、地道な監視や調査で犯罪組織やスパイ活動を割り出して検挙すること。外国人犯罪組織やスパイ活動を割り出すには「エス」と呼ばれる情報協力者を作ることが重要です。エスとはスパイの頭文字からそう呼ばれます。

今後の公安警察に求められる能力とは

元捜査官によると、エスとは「情で関係を作る」とのこと。例えば飲食店で商売をしている外国人をエスに仕立てる場合、店に通って仲よくなったり、時には金を貸したり何かと面倒をみるといいます。そうしているうちに商売敵の情報をくれるようになるわけです。

具体的には「偽造パスポートを作っている」や「偽造の在留資格証を持っている」などの情報。とりあえず軽犯罪法違反で引っ張って、背後にいる犯罪組織を一網打尽に摘発することもあるといいます。

そして今、公安警察の課題はテロ組織の把握。元捜査官も「現状は難しいといわざるをえません」と話します。実際、テロリストかどうか、危険思想を持っているかを見極めるのは至難の業です。

「入国の際に顔認証もできますが、正規に日本に入って来られてテロを起こされたら防ぎようがない」といいます。その意味で、今後の公安警察には「語学ができて、ごく細かい外国人のコミュニティにも潜り込んでいける能力が必要でしょう」と話してくれました。

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