ネズミ捕りのレーダー式は地方ではまだ健在
地方ではまだまだ健在なのがレーダー式のネズミ捕り。10GHz帯の電波を照射して、その反射によってスピード違反を測定する方式です。以前はレーダー探知機によってネズミ捕りをキャッチできましたが、今では大半がステルス型となっているため新たな機能も追加されています。

レーダー式ネズミ捕りとは?
レーダー式ネズミ捕りは、10.525GHzの電波を走っているクルマに当て、跳ね返るその周波数の変化、いわゆるドップラー効果で速度を測定しています。止まっているクルマなら理論上周波数は変化しないので、0km/hです。
登場から20年ぐらいは電波を出しっぱなしでしたが、1990年頃からメーカーはステルス型レーダーを開発しました。
警察官が違反していると思しきクルマを現認すると、その時だけ選択器のボタンを押して断続的な測定電波を発射。今では大半がステルス型です。
ネズミ捕りのレーダー探知機の機能
それに呼応して、10.525GHzの電波をキャッチして鳴るだけのレーダー探知機もなくなり、取り締まり位置情報とGPSが連動してネズミ捕り現場を前もって知らせてくれる機能が追加されています。
どんな状況で計測されるのかは、クルマの大きさやレーダーの投射角、現場の電波状況など多くの条件により変わります。ちなみにM社の最新レーダーの取扱説明書の測定距離制限設定では30m、45m、60mとなっているようです。
とはいうものの、レーダーの投射角度によっては複数車線の第1車線なら10m以内でも十分測定できるでしょう。(文/礼田計)
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ラジオライフ編集部

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