移動式オービスを200m手前で察知した最新モデル
2021年3月末時点で、全国の警察に導入された移動式オービスは99台。そのほとんどが「LSM-300」「LSM-310」といった「スキャンレーザー式」のオービスです。こうしたレーザー式オービスに対応したレーダー探知機のパイオニアといえるのが、2019年に国内で初めてレーザー対応モデルを発売したユピテルでしょう。
ユピテルのLS710は200m手前から反応
そんなユピテルのレーダー探知機最新モデルが「LS710」です。専用設計された高利得アンプICを搭載することで、初期モデルに比べて探知性能が約40%アップし、さらに広範囲な探知を実現しているといいます。
その実力を実際にチェックしてみたところ、レーザー式オービスへの対応はバッチリ。テスト中に遭遇した移動式オービス「LSM-300」にも、約200m手前からしっかり反応しました。
移動式オービスの車両検知区間は70m手前といわれています。LS710はオービスを目視できない離れた距離でもアラートや表示で警告してくれる設計。余裕を持って対応できるでしょう。
LS710は従来のオービスにはGPSで対応
LHシステムをはじめとした従来の固定式オービスは、GPSを使って警告してくれる仕組み。移動式オービスについても、過去に取り締まりが行われた場所があらかじめ登録されており、接近すると注意を促してくれます。
LS710の受信方式はスイープオシレーター式ダブルスーパーへテロダイン方式(レーダー部)、32chパラレル受信(GPS部)です。対応衛星はガリレオ、グロナス、準天頂、ひまわり、GAGANとなっています。
無線受信は14バンドです。サイズ/重さは106W×60H×12Dmm/93g(本体)、84W×21H×49Dmm/130g(アンテナ)。実勢価格は39,600円です。
■「移動式オービス」おすすめ記事
移動式オービスの光る様子がわかるYoutube動画
移動式オービスは夜間も複数車線を同時測定する
スピード取締りが変わる「移動式オービス」とは
移動式オービスにも対応する検知アプリの選び方
移動式オービスiMはレーダーで車速を計測する
ラジオライフ編集部
最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- Catchyは仕事も私生活も役立つ文章生成サービス - 2024年11月21日
- NHKメッセージ消去の裏技「録画」が通用する理由 - 2024年11月21日
- 譲渡されたテレビのB-CASカードは申請が必要? - 2024年11月21日
- エンタメ制限突破に使えるVPNサービスはどこ? - 2024年11月20日
- 合法的にNHK受信料を払わないで済ます方法とは - 2024年11月20日
この記事にコメントする
あわせて読みたい記事
後方から車内を撮影する新タイプのドラレコ登場
垂直視野が広いユピテルの低価格360度ドラレコ
MSSS対応レーダー探知機のユピテルLS320を実走調査
駐車中も監視するドライブレコーダーの実力は?
オススメ記事
2021年10月、ついに「モザイク破壊」に関する事件で逮捕者が出ました。京都府警サイバー犯罪対策課と右京署は、人工知能(AI)技術を悪用してアダルト動画(AV)のモザイクを除去したように改変し[…続きを読む]
モザイク処理は、特定部分の色の平均情報を元に解像度を下げるという非可逆変換なので「モザイク除去」は理論上は不可能です。しかし、これまで数々の「モザイク除去機」が登場してきました。モザイク除去は[…続きを読む]
圧倒的ユーザー数を誇るLINEは当然、秘密の連絡にも使われます。LINEの会話は探偵が重点調査対象とするものの1つです。そこで、探偵がLINEの会話を盗み見する盗聴&盗撮テクニックを見ていくと[…続きを読む]
盗聴器といえば、自宅や会社など目的の場所に直接仕掛ける電波式盗聴器が主流でした。しかし、スマホ、タブレットPCなどのモバイル機器が普及した現在、それらの端末を利用した「盗聴器アプリ」が急増して[…続きを読む]
おもちゃの缶詰は、森永製菓「チョコボール」の当たりである“銀のエンゼル”を5枚集めるともらえる景品。このおもちゃの缶詰をもらうために、チョコボール銀のエンゼルの当たり確率と見分け方を紹介しまし[…続きを読む]