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ニューナンブを警官以外で所持していたのは誰?

制服警察官が腰に備える拳銃は、基本的に回転式の弾倉(シリンダー)を持つリボルバー。警察官が持つ拳銃としては「ニューナンブ」が有名ですが、1990年代に生産終了。現行モデルは2006年から調達が開始された「サクラ」です。じつは、ニューナンブを所持していたのは警察官だけではなかったのでした。


ニューナンブを警官以外で所持していたのは誰?


ニューナンブは南部麒次郎に由来する

警察官の拳銃で純国産としては、1960年から調達が始まった新中央工業製の「ニューナンブM60」が有名です。ニューナンブM60の装填数は5発、銃身長は51mm、全長は173mm、重さは670gとなっています。

ニューナンブという名称は、日本の銃器開発の第一人者である南部麒次郎に由来しています。ニューナンブ製造元の新中央工業は、1975年にミネべアに吸収合併されました。

ニューナンブ製造元の新中央工業は、戦前から銃器を製造していた中央工業が前身。“南部十四式拳銃”と呼ばれる、陸軍の正式拳銃(オートマチック)を製造していた老舗メーカーです。


ニューナンブは1990年代には生産終了

ニューナンブM60の生産終了後に大量導入された5連発リボルバーがS&W社製の「M37 エアウェイト」です。そして、現行モデルは2006年から調達が開始された「M360J サクラ」です。

じつは、ニューナンブM60は公用拳銃として警察官だけではなく、海上保安官や麻薬取締官といった拳銃を所持できる組織でも使われていました。しかし、1990年代にはニューナンブM60は生産が終了しており、警察での現存数はかなり少なくなっています。

ニューナンブM60は銃身の長さに2インチ(51mm)と3インチ(77mm)があって、とくに3インチの命中精度が高く、射撃大会用に選抜射手が携帯していることが多いといいます。このため、各警察署で選抜射手の競技用として、ニューナンブM60の3インチモデルを残しているというウワサもありますが、真相は定かではありません。

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ラジオライフ編集部

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