飛ばし携帯の作り方に本人が特定されない新手法

映画やドラマでたびたび登場している「飛ばし携帯」。最近の闇バイト報道では「飛ばしの携帯」とも呼ばれています。飛ばし携帯とは他人名義や架空名義で契約され携帯電話で、その電話番号から辿られても本人が特定されません。かつての飛ばし携帯は、身分証不要のプリペイドケータイの仕組みが主流でした。そして現在は、SIMフリー端末を利用した飛ばし携帯の作り方が生み出されています。

飛ばし携帯の作り方は特定されないが重要

飛ばし携帯の新たな手法が、海外用の「プリペイドSIMカード」と「SIMフリー端末」の組み合わせです。飛ばし形態に使えそうな海外のプリペイドSIMカード自体は、Amazonなどのネット通販サイトで簡単に購入することはできます。

ただし、飛ばし携帯のプリペイドSIMカードは実店舗で購入するといいます。ネット通販ではSIMカードの番号が控えられている可能性がある上、通販サイトの購入履歴から飛ばし携帯から本人が特定されてしまうからです。

飛ばし携帯のプリペイドSIMカードは、海外ビジネスマン向けに世界各地のプリペイドSIMカードを扱っている専門店や、外国人向け食材店の店頭で入手可能。飛ばし携帯のプリペイドSIMカードの購入に身分証明書の提示は不要です。すなわち飛ばし携帯から本人が特定されません。

飛ばし携帯の作り方で特定されない手法

とはいえ、飛ばし携帯に使える海外のプリペイドSIMカードは多種多様。その中から日本で開通でき、ローミングで使えるものを選ばなければ飛ばし携帯に使えません。プリペイドSIMカードは追加でチャージも可能ですが、支払いはクレジットカード。匿名を貫くためには、飛ばし携帯は使い捨てするのが一般的のようです。

飛ばし携帯の作り方で端末選びはさらに事情が複雑です。飛ばし携帯を含めて携帯電話にはIMEIという端末識別番号が割り振られています。通信の際には飛ばし携帯も、このIMEIとSIMの固有番号がセットで通信業者に送られる仕組みです。

つまり、海外のプリペイドSIMカードを使ったとしても、キャリアと契約した飛ばし携帯は、IMEIから足が付いて特定されてしまうのです。このため、飛ばし携帯の作り方で端末は東京・秋葉原などの店舗でSIMフリー端末を購入するといいます。

飛ばし携帯の作り方にIMEIの書き換え

この場合も、飛ばし携帯の端末購入には身分証明書の提示は不要です。この飛ばし携帯の作り方なら本人が特定できません。一部の飛ばし携帯端末では、IMEIの書き換えが可能。対応端末であれば、究極の飛ばし携帯が完成します。

ただし、キャリアの通話ログには、飛ばし携帯端末と発信場所の情報が残る仕組みです。おおまかな場所は特定できてしまうので、飛ばし携帯は決して自宅やその付近では使いません。飛ばし携帯の電源を入れるのも避けます。そして、飛ばし携帯を使い終わったら場所を特定されないよう必ず電源を切るのでした。

また、飛ばし携帯は同じ端末をある程度の期間使ったら処分するか、IMEI番号を書き換えるのが基本。同じ端末、同じIMEIを使い続けていると飛ばし携帯の位置が特定されやすくなるからです。

飛ばし携帯の作り方の規制が厳しい

このように飛ばし携帯はこれまで、SIMフリースマホと海外旅行用プリペイドSIMカードの組み合わせが主流でした。しかし、海外用プリペイドSIMカードは規制が年々厳しくなっていて、完全に匿名の飛ばし携帯の作り方が難しくなっています。

今回は、4枚の海外用プリペイドSIMカードをAmazonで購入して、飛ばし携帯の作り方が可能かを検証してみました。飛ばし携帯の作り方を検証したプリペイドSIMカードは「AIS SIM wise SIM版」「AIR SIM」「オーストラリアSIMカードOptus」「SIM for Europe」です。

「AIS SIM wise SIM版」は、日本国内でアクティベートできませんでした。利用時はパスポートナンバーが必須なようですが、Amazon販売品は到着後すぐに使えるように販売メーカーが事前にアクティベートしているようです。Amazonを匿名で利用できて、現地に行けば飛ばし携帯になるかもしれません。データ容量は8日間使い放題、実勢価格は458円です。