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ホテルのテレビ「NHK受信料」どうなっている?

政府の調査によれば、日本のテレビ普及率は2019年には90%を超えています。ホテルでも、わざわざ選ばない限りテレビなしの部屋に泊まることはまずないでしょう。こうしたホテルのテレビについて、NHK受信料はどのような仕組みになっているのでしょう。 実は、割引はあるものの結構なNHK受信料が支払われているのです。


ホテルのテレビ「NHK受信料」どうなっている?

ホテルのNHK受信料は客室数分が必要

NHKの受信契約は、一般家庭だけでなく会社やホテルなどでもテレビを設置すれば必要になってきます。そして、一般家庭では自宅で何台テレビを所有していても契約は1個で済みますが、会社やホテルの場合、テレビがある1部屋ごとに1個契約をする仕組みです。

普通の会社であれば、テレビを設置する部屋はそれほど多くはないため、この方式でもあまり問題になりません。しかし、ホテルはちょっと事情が違っていて、客室数分の受信契約が必要となります。例えば、100室あるホテルで全部屋BS放送対応の場合、NHK受信料は月額22万3000円にものぼるため、馬鹿になりません。

かつては、ホテルのNHK受信契約については客室の稼働率などを考慮して、全客室分払わずに済んだ時期もあったようです。しかし、現在のNHKはテレビを置いた客室数分の受信契約を結ぶ方針に転換しています。

ホテルのNHK受信料に事業所割引制度

受信料を巡って、ホテルとNHKが民事訴訟で争うこともあり、有名なのが大手ホテルチェーン「東横イン」のケースです。東横イン側は、受信料が高すぎるとして争ったものの、裁判の結果はNHK側の主張をほぼ認めたもの。最高裁でも確定し、東横インは19億円のNHK受信料を追加で支払う結果になりました。

NHK側がホテルから受信料を厳しく徴収する一方、実は会社やホテルの受信料には「事業所割引」という制度もあります。これは、建物がひとつで複数契約を結ぶ場合、2個目以降の受信料が半額になるというもの。さきほど例にあげた100室のホテルに当てはめると、実際に支払う受信料は月11万6280円になります。

ホテルが支払うNHK受信料は、回り回って宿泊料金に上乗せされている…とも考えられます。「ホテルでNHKなど見ない」という宿泊客も多いはずですが、そうした人達もNHK受信料をわずかながら負担しているのが現実なのです。

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