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4Kテレビに替えるとNHK受信料は値上がりする?

数ある家電製品のなかでも、2020年にもっとも値段が安くなったジャンルのひとつが4K対応テレビです。フルハイビジョンテレビとほぼ同じ値段で購入できるモデルも増え、今からテレビを買うなら4Kと考えている人も多いのでしょう。それでは、フルハイビジョンテレビから4K対応テレビへ買い換えた場合、NHK受信料は値上がりするのでしょうか。


4Kテレビに替えるとNHK受信料は値上がりする?

かつてはラジオもNHK受信料が必要

2018年12月からBSで本放送がスタートした4K・8K放送は、これまでのBSデジタル放送が最大約2000万画素だったのに対して、4Kでは約4000万画素、8Kは約8000万画素と画素数がアップ。高精細なコンテンツを楽しめるサービスとして普及が進んでいます。

とくに、4K対応テレビは価格が安くなってきたこともあり、購入を検討している人も多いでしょうが、そこで気になるのが4K放送のNHK受信料です。というのも、これまで新しい放送形態が登場するたびにNHKは受信料の仕組みを改定。新しい放送は割高な料金設定となる過去があるためです。

NHKがいまのような特殊法人となったのは1950年のこと。当時、NHKの放送はラジオのみ。ラジオ放送を聞くためにも受信料が必要でした。1950年6月時点でのNHK受信料は月額35円で、当時のサラリーマンの平均月収が1.3万円だったことを考えると、NHK受信料の負担はいまより大きかったことがわかります。

NHK受信料がテレビとラジオで別々

そして、1953年2月にテレビ放送が開始されるとNHK受信契約はテレビ契約とラジオ契約の2本立てに変更。テレビ・ラジオ両方を視聴する際には2つとも契約を結ぶ必要がありました。ちなみに、当時のNHK受信料はテレビ契約が月200円、ラジオ契約が月50円でした。

1960年9月にテレビのカラー放送がスタートした際には、NHK受信料の仕組みは変わりませんでした。NHK受信契約がカラー契約と普通契約(白黒)の2種類となったのは、番組のカラー化が進んだ1969年4月のこと。受信料はカラー契約が月465円、普通契約が330円で、同時にラジオ放送は受信料不要となっています。

そして、1988年8月にBS放送がはじまると、NHK受信契約は普通契約・カラー契約・衛星普通契約・衛星カラー契約の4種類となりました。さらに、2006年10月にNHK受信契約はカラー・白黒が一本化され、衛星契約・地上契約の2種類となり、いまに至ります。現在のNHK受信料は衛星契約が月2170円、地上契約が月1225円です。


4K放送へのNHK受信料の追加はない?

2018年にスタートしたBS4K・8K放送を視聴する場合、NHKと結ぶ受信契約は衛星契約となります。つまり、従来のBSデジタル放送を視聴するのと変わりません。この状況は、カラー放送自体は開始されたものの、ほとんどの番組が白黒放送だった1960年当時と似ているともいえます。

というのも、現在NHKが放送する4K・8K放送は24時間行われておらず、4Kが6~24時と深夜早朝は休止で、8K放送はさらに短い10~22時30分とほぼ半日しか放送が行われていません。しかし、24時間放送になった場合でも、NHKが将来4K契約・8K契約といった新契約を設定する可能性は、ここ最近のNHKの動きからすると低そうです。

現在のNHK会長は、記者会見や政府の有識者会議などで、個人的な意見と断りつつ、ネット配信も含めた総合的なNHK受信契約の仕組みにしたいと繰り返し語っています。このため、次にNHK受信契約のシステムが変わるとしても、4K契約・8K契約のような形はNHK側としては現状望んでいないといえるでしょう。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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