「回数券」の購入でJRE POINTを貯める方法とは
JR東日本が国鉄時代から長年行っている割引サービスのひとつが「回数券」です。11回分の乗車券を10回分の料金で買えるというもので、利用している人も多いでしょう。一方で、JR東日本は鉄道をSuicaで利用したときのポイント還元も昨年10月からスタート。回数券とポイント還元の関係を見ていきましょう。

回数券の購入自体はJRE POINT対象外
現在、JR東日本が販売する回数券は普通運賃のほか、新幹線や特急券とセットになったものなどもあります。このうち、今回は普通運賃に関する回数券について、Suicaとの関係を見ていくことにします。
まず、Suicaで回数券の購入自体ができるかどうかですが、カード式あれば指定席自動販売機を利用すればOKで、紙に印刷されたものが手に入ります。一方で、スマホに内蔵するモバイルSuicaの場合、回数券の利用はできません。というのも、今のところSuica自体に回数券機能がないためです。
そして、次に気になるのがSuicaで紙の回数券を購入した場合、JRE POINTが貯まるかどうかですが、残念ながら通常のSuicaではポイント対象外となっています。現在、JRE POINTの対象になる鉄道利用は普通運賃とSuicaグリーン券、Suica定期券の3種類のみです。
それでは、回数券の購入でJRE POINTを貯める方法がまったくないかといえば、そうではありません。実は、JR東日本が自社や提携会社を通じて発行するクレジットカード「ビューカード」を使い回数券を購入した場合、JRE POINTの対象になるのです。
ビューカードを使えばJRE POINT対象
ビューカードには、大手家電量販店・ビックカメラと提携した「ビックカメラSuica」カードなど、追加されるサービスにより何種類かありますが、表面に「VIEW」というマークがあるのが目印です。「イオンSuicaカード」など、Suicaを内蔵していてもビューカード以外の場合、JRE POINTの対象外です。
回数券をビューカードで購入した場合、貯まるJRE POINTは購入額1000円につき15ポイントで、還元率にすると1.5%になります。11枚分を10枚の金額で購入する回数券自体が10%ポイント還元と同等なので、100円単位の端数によりますが、最大11.5%のポイント還元が受けられる形になります。
なお、ビューカードでは回数券以外にも乗車券や特急券・JR東日本国内ツアーの購入、さらにはSuicaへのチャージ金額についても同様に1.5%のJRE POINTが貯まります。通勤・通学などをはじめJR東日本を利用する回数が多い人は、ビューカードはぜひ1枚持っておきたいクレジットカードといえるでしょう。
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ラジオライフ編集部

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