スマートEXに九州新幹線が対応してSuica乗車できる
新幹線の交通系ICカード対応は、JR東海が新幹線専用の「EX-ICカード」を始めたのが最初でした。その後、JR西日本や東日本が続々と導入をはじめ、いまはスマートEXで専用カードなしでもSuicaなどで乗車できるようになっています。そうしたなか、交通系ICカード非対応だったJR九州の九州新幹線でも、6月からスマートEX対応となります。
スマートEXに九州新幹線が対応
JR九州は、2022年6月25日から九州新幹線の各駅で交通系ICカードサービス「スマートEX」「エクプレス予約(EX予約)」が利用可能になると発表しました。スマートEX・EX予約は現在東海道・山陽新幹線がサービスエリアとなっていますが、九州新幹線の対応によりサービスエリアが拡大することになります。
スマートEXは、SuicaやICOCAなど全国相互利用対応の交通系ICカードで新幹線に乗車できるサービス。スマートEXでは、乗車券・特急券をあわせた料金は通常期の200円引きが基本で、このほか事前予約で割引となる「EX早得」「EX早得21」も用意されています。スマートEXの利用には事前登録が必要なものの、年会費は無料です。
一方、EX予約は年会費1100円を追加することで、東海道・山陽新幹線の料金が割安になるサービス。EX予約の料金は、東京駅~新大阪駅で通常1万4720円のところが13620円と1100円割引となるため、東京駅~新大阪駅をEX予約で1回片道乗車するだけで年会費分の元が取れる計算です。
スマートEXの九州新幹線は乗り継ぎOK
かつて、EX予約の利用には専用ICカード「EX-ICカード」が必要で、交通系ICカードの利用はEX-ICカード一体型のTOICAに限られていました。しかし、現在ではEX-ICカード自体は発行されるものの、ふだん利用する交通系ICカードへEX-ICカードの情報を登録することで、SuicaやICOCAなどでも乗車可能となっています。
現在、JR九州のWebサイトやスマートEX・EX予約のWebサイトには一部区間の料金が掲載されており、スマートEXについては通常期の200円引きを予定しているとのこと。また、EX予約については新大阪駅~鹿児島中央駅が通常2万2630円のところが900円引きの21730円などとなっています。
ちなみに、山陽新幹線各駅と九州新幹線各駅との移動では、時間帯によっては博多駅で乗り継ぎ利用の方が便利な時間帯もありますが、スマートEX・EX予約ともに九州新幹線は乗り継ぎ乗車にも対応。新幹線改札口を出ずに各列車同士を80分以内で乗り継ぐ場合は、最大3回まで直通乗車と同じ料金で乗車することができます。
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ラジオライフ編集部
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