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一筆書き切符は長距離割引になるJRのお得な切符

JRのお得な切符は「青春18きっぷ」や「北海道&東日本パス」などの特別企画乗車券とは限りません。距離の長い切符ほど1キロ当たりの運賃が安くなる仕組みを利用したJRのお得な切符が「一筆書き切符」があります。一筆書き切符は長距離割引になるJRのお得な切符、途中下車も自由なのです。


JRのお得な切符!一筆書きキップで長距離割引

一筆書き切符はJRのお得な切符

JRの切符には「遠距離逓減制」という運賃のルールがあります。距離の長い切符ほど1キロ当たりの運賃が安くなる仕組みです。

JRの幹線運賃の基本賃率は、営業キロ数が300キロまでは16.20円、301~600キロまでは12.85円、601キロからは7.05円。これはJR東日本、JR東海、JR西日本に適応されます。

これを利用したJRのお得な切符が「一筆書き切符」。出発駅から目的地に向かい、帰路は同じ区間を乗車せずに出発駅まで、鉄路を一筆書きで戻ってくる切符です。

一筆書き切符は途中下車も自由

JRのお得な切符である一筆書き切符は、新幹線料金や特急料金を払えば新幹線や特急への乗車も可能。一筆書き切符の有効期間も、200キロごとに1日ずつ増えていきます。

しかも、この一筆書き切符は途中下車も自由。一筆書き切符は周遊の旅にピッタリでしょう。そして、そんな一筆書き切符を買うのに便利な一筆書き切符計算サイトとして知られているのが「るるぶ.com」の交通・経路検索です。

ここは鉄道運賃の計算ができるWebサイト。経由駅を4か所まで設定可能なので、一筆書き切符の試算に使えるのです。ただし、一筆書き切符計算サイトの経路検索サービスは現在メンテナンス中です。


一筆書き切符は往復で別ルート

一筆書き切符には、最長片道切符のように全国を何千km回るような片道乗車券もありますが、より実用的なものは2地点間の往復で別ルートを利用するものです。

例えば、東京~米原を往復する場合であれば、東京23区内を出発して東海道新幹線で米原まで行き、帰りは北陸線+北陸新幹線で金沢を回り東京23区内へ戻れば、一筆書き切符となります。このルートの運賃は1万3200円で、東海道新幹線往復の運賃1万4960円と比べ1760円も安くなるのです。

地図を見れば一目でわかるように、一筆書きルートは単純往復と比較すると100km以上遠回り。それでも一筆書き切符の方が安くなるのは、JR線の料金が長距離になるほど1kmあたりの運賃が低くなる仕組みであることが理由です。

一筆書き切符は長距離が半額以下

一筆書き切符は、東京~名古屋、東京~京都の往復へも応用可能で、それぞれ行きは東海道新幹線を使い、帰りは北陸線や高山線などで日本海側へ抜け、北陸線や北陸新幹線で戻ればOKです。ただし、東京~京都のケースでは山科駅~京都駅が一筆書き切符ルートからはみ出るため、この部分の乗車券を買い足す必要があります。

一方、東京23区内各駅と仙台駅を行きは東北新幹線、帰りは常磐線で往復する場合は、岩沼駅~仙台駅間が一筆書きルートからはみ出そうですが一筆書き切符として購入可能。これは、福島駅~仙台駅間は東北新幹線と在来線を別線として料金計算を行う特例があるためです。

一筆書き切符は運賃が安いというメリットがあるものの、新幹線が使えない区間が増えるため単純往復より移動時間はかかります。それにも関わらず、一筆書き切符が鉄道ファンから人気な理由は、JR線の乗車券には後戻りしなければ自由に乗り降り可能な「途中下車」という制度があるためです。


一筆書き切符の途中下車で観光地巡り

例えば、東京~米原の一筆書き切符は途中で名古屋や敦賀や金沢といった観光地を通過するルート。時間に余裕がある米原出張であれば、一筆書き切符を利用し途中、名古屋でひつまぶしを堪能。敦賀で港を巡り、金沢の歴史的建造物を鑑賞するといった楽しみ方ができるのです。

もう1つ例を挙げると、東京23区内各駅と大津駅を往復した場合、運賃は1万6720円になります。一方、東京23区内から北陸新幹線・北陸線・湖西線・東海道線を経由して大津まで行き、東海道線・東海道新幹線で東京23区へ戻る一筆書き乗車券は約150km遠回りになるものの、運賃は1万4080円と2000円以上割安になるのです。

移動時間だけを考えると、一筆書き切符は長時間かかります。東京駅→大津駅の場合、最速で移動できるのは、京都まで東海道新幹線を利用して大津駅に戻る方法で、2時間30分で済みます。一方、一筆書き切符の日本海側ルートは乗り継ぎを急いでも5時間5分かかり、2倍以上時間がかかる計算です。

一筆書き切符で鉄道の旅を満喫する

しかし、鉄道の旅を満喫するという点では、一筆書き切符のメリットは料金以上に大きいといえます。一筆書き切符は、101km以上の乗車券はルート上を戻らなければ途中何度でも改札口を出られる「途中下車」が使えるためです。

先ほど紹介した一筆書き切符でいえば、目的地の大津だけでなく、途中の高崎・長野・富山・金沢・静岡などで途中下車が可能。そこで、JR以外の運賃などが必要ですが、一筆書き切符なら高崎観音や善光寺・立山黒部アルペンルート・兼六園・三保の松原といった沿線の観光スポットを巡りつつ、旅が楽しめるのです。

なお、東京駅から大津駅まで日本海側ルートで向かう場合、北陸線で特急「サンダーバード」に乗ると山科駅には止まらないため、山科駅~京都駅の往復が一筆書きルートから外れてしまいます。しかし、この区間は特例で京都駅で改札口を出ない限り、一筆書き切符でも山科駅~京都駅の運賃がかからない仕組みになっています。

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