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警察広報は秘匿性の高い組織で唯一の窓口になる

ドラマ『64』で注目を浴びた警察広報。警察と報道の板挟みになりながらも、高い対人能力と情報収集力を駆使し、両者の仲を取り持つ仕事です。そのスリリングな警察広報の世界を紹介しましょう。警察広報には高い対人能力に加えて、豊富な捜査経験が求められるのです。



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警察広報は秘匿性の高い組織で唯一の窓口になる

警察の広報担当は署単位では副署長

警察の広報担当は、秘匿性の高い警察組織で唯一、外向けの“窓口業務”を引き受けています。具体的には、防犯教室や未解決事件の情報提供の呼びかけなど犯罪抑止のためのPR活動と、マスコミを通じて事件の情報を市民に届けるのが主な仕事です。

警察の広報業務を一括して管理しているのは、警察本部の総務部(もしくは警務部)の広報担当部署。名称は広報課、広報室、広聴広報課など場所によって異なります。ちなみに、本部部署の広報担当は、ナンバー2である次長、署単位では副署長です。

事件の情報に限っては、大手マスコミが加盟する記者クラブにだけ提供するのが慣例になります。実際に事案が発生すると、広報担当は事件の担当部署と共同して概要をA4サイズの用紙にまとめ、クラブに提供。次いで、担当部署の次長もしくは副署長が、記者たちの個別取材に応じることが多いようです。

警察広報はバランスが最重要課題

重大事件では、詳しく報じたい記者側と、犯人逮捕の日まで捜査情報を明かしたがらない捜査側が衝突する場面は当然出てきます。そうした時にいかに両者のバランスを取れるかが警察広報の最重要課題です。高い対人能力を備え、豊富な捜査経験を持つ人材が広報には求められるといえそうです。

実際に事件が起きると、警察広報はどのように動くのでしょうか。通り魔による殺人未遂事件を想定し、広報担当の動きを追ってみます。「路上で女性が血を流して倒れている」と110番が入りました。広報担当者は、各社の記者に事件発生の電話を入れて、すぐさま現場に急行します。

現場で警察官から最新情報を集めた結果、重大事件と判断し、刑事部捜査一課長による会見を開くことに。早速、警察本部に戻って課長と発表する情報について相談です。渋る課長を説得し、メーカーや商品名を伏せた上で、凶器とみられるナイフが落ちていた事実を発表することに決まりました。

会見では、必要に応じて課長の説明を補足します。ナイフの商品名について質問が出た際には、黙り込む課長に替わって「捜査上の秘密だから」と記者に納得してもらう…といった具合。このように広報は、両者の顔を立てなければなりません。この情報は『ラジオライフ』2016年2月号に掲載されていました。

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