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9300万円分のTポイント詐欺で逮捕された事件の手口

2019年10月24日、埼玉県警は電子計算機使用詐欺容疑で北海道札幌市の20代と50代の親子を逮捕しました。2人は、虚偽の住所や氏名を使って、72000以上のYahoo! JAPAN IDを作成し、2つのTポイント付与キャンペーンに応募。総額約9300万円相当のTポイントを不正に取得した疑いがもたれています。


9300万円分のTポイント詐欺で逮捕された事件の手口

複数のIDを使ってTポイント不正詐取

2017年11月1日~2018年3月31日にかけて開催されていたYahoo! JAPANのTポイント付与キャンペーンは、Yahoo!プレミアム会員登録とTカード番号の登録で、1515円相当のTポイントがもらえるというものでした。親子は複数のYahoo! JAPAN IDとTカードを登録して、Tポイントを不正に取得したようです。

また、2018年4~6月に開催された「ヤフオク!Sundayくじ」でも複数のYahoo! JAPAN IDを使い、Tポイントを詐取。「ヤフオク!Sundayくじ」は、落札額の最大100%を落札者にTポイントで還元するというキャンペーンでした。親子は出品と落札をそれぞれ自作自演して繰り返し、Tポイントを荒稼ぎしていたようです。

Yahoo! JAPAN IDの作成は、息子が自作した専用プログラムを使って自動化していました。恐らくWebブラウザの定型操作を記録・自動化するツールが使われたと考えられます。

詐取したTポイントを現金化していた

「ExcelVBA(Visual Basic for Applications)」でマクロ化、もしくは「Selenium」などのアドオンを使ったのかは定かではありません。しかし、これらはプログラミング知識がなくても、比較的簡単に扱えるため、こうした手口で手動では不可能なYahoo! JAPAN IDの量産を可能にしていたのでしょう。

自宅からは現金2500万円、銀行口座からは6000万円が見つかったことから、親子は詐取したTポイントを現金化していたと見られます。ヤフオク!ではTポイントを落札代金の支払いに充てられるため、ギフトカードや商品券など換金性の高い商品を落札して、転売することでTポイントの現金化が可能です。

換金率は、商品券の種類や金券ショップの買取相場にもよりますが、80~92%ほどでしょう。つまり、Tポイントが10000ptあれば「商品券の購入→商品券の売却」によって、8000~9200円ほどの現金に交換が可能なのです。

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