ミリタリーエアーバンド基地受信は平日が狙い目
ミリタリーエアーバンドは、民間機が使うVHF帯エアーバンドよりも受信テクニックを必要とする、ベテラン向けとされてきました。それは受信、つまり飛行のタイミングがハッキリしないからです。民間機には離着陸の時刻が分かる時刻表が公開されています。対して、自衛隊機には公開されている時刻表はありません。

ミリタリーエアーバンドを基地で受信
ミリタリーエアーバンドが受信テクニックを必要とするのは、いつフライトがあるのかが分からないため。とはいっても、訓練飛行は日々の勤務なのでおおまかなスケジュールが決められています。
朝の8時過ぎから準備が始まって、9時前後には離陸して行きます。お昼の休憩を挟んで、午後のフライトがスタート。夜間訓練がない限り、日没には終了です。
毎日、このようなスケジュールで訓練飛行をしていますが、自衛隊員も公務員。土曜日と日曜日、祝日は彼らもお休みで訓練飛行を実施しません。
また、世間一般がお休みになる年末年始や8月のお盆も同様です。平日しか飛ばないことが、ミリタリーエアーバンド基地受信の最大のネックになっているといえるでしょう。
ミリタリーエアーバンドの価値は十分
民間空港と自衛隊の基地が同居する共用空港は、交通の便が良いものの、基地の多くは駅から離れた場所にあるもの。基地の正門までは路線バスが運行されていることも多いのですが、正門からは滑走路は見られません。
滑走路の様子や迫力の離着陸シーンを見ながら受信するためには、滑走路端の撮影スポットに移動する必要があります。滑走路は長く基地の敷地は広大なので、クルマで移動したいところです。
その際は駐車場所には気をつける必要があります。付近の道路は地元の人の生活道路だからです。地元住民とのトラブルは、絶対に起こしてはいけません。
空港全体が見渡せる展望デッキでの空港受信と違い、ミリタリーエアーバンドの基地受信は、周辺の移動などハードルが高いものの、それでも基地まで出かけて受信するだけの価値は十分あるでしょう。
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ラジオライフ編集部

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