オービスが赤く見えるのは本当の発光ではない
オービスは路上に設置された無人式の速度取り締まり装置。赤外線ストロボとカメラで違反者を自動撮影しています。よくオービスを通過するときに赤く光ったように見えることがありますが、実際のオービスの発光はもっと強力です。はたして、オービスは何キロオーバーで発光するのでしょう?

オービスは夜間でも速度違反を撮影
オービスは速度計測に電波を使うレーダー式とHシステム、道路に埋め込まれたコイルで計測するループコイル式とLHシステムの4種類。いずれも赤外線ストロボとカメラで違反者を撮影します。
オービスが赤外線ストロボを使用しているのは、夜間でも速度違反した車両を明るくハッキリと撮影するため。とはいえ、赤外線は肉眼ではほぼ見えないため、オービスが発光しても原理的には気づかないはずです。
しかし、実際には警告的にオービスの赤外線ストロボは可視光も発光しています。よくオービスが赤く光ったように見えますが、ほとんどは対向車のテールランプが反射したもの。オービスの発光はもっと強力です。
オービスの悪質な速度違反を撮影
オービスが撮影した写真には、クルマのナンバーと運転者が写り込んでおり、測定値が自動的に焼き付けられています。ナンバーを元にクルマの所有者に通知し、違反者(たいていは所有者自身)を警察署へ呼び出して違反キップを切るわけです。
そんなオービスは、極めて悪質な速度違反車を撮影することになっています。具体的には一般道だと超過30m/h以上、高速道だと超過40m/h以上の速度違反を撮影するというのが定説です。その理由は、速度違反の点数にあります。
速度違反は一般道で超過30m/h以上、高速道で40km/h以上になると6点オーバー。違反点数は6点を超えると、最低でも免許停止処分です。オービスはこれを基準としているといわれています。とはいえ、スピード違反は違法行為。交通ルールを守って安全運転を心がけましょう。
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ラジオライフ編集部

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