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秘密裏に捜査を行う警視庁のステルスチームとは

2人組の刑事が事件現場周辺で地道に聞き込みを行い、逮捕に結びつける昔ながらの手法。その一方で、事件発生からあっという間に犯人を特定し、数時間後に即逮捕という事例も増えています。振り込め詐欺犯をひそかに追いかける、警視庁のステルスチームの特殊な捜査手法を見ていきましょう。


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秘密裏に捜査を行う警視庁のステルスチームとは

警視庁のステルスチームは2009年

テレビドラマなどで登場する捜査第1課特殊犯捜査係。彼らは誘拐や企業恐喝、立てこもりなど現在進行形の事件を扱う専門部隊になります。その特殊犯の中に存在するのが、振り込め詐欺事件対応部隊、通称「ステルスチーム」です。

警視庁のステルスチームは「レーダーにキャッチされずに敵を攻撃するステルス戦闘機のように、犯人に察知されずに捜査し犯人検挙を行う」という意味を込めて2009年に創設されました。

振り込め詐欺になぜ特殊犯が投入されるかといえば、最近の振り込め詐欺は、ATM(現金自動受払機)を避け、現金を直接受け取る「手渡し」が急増。警視庁は誘拐事件捜査のノウハウを活かし、被害者宅や周辺に張り込んだり、犯人が現金受け渡し場所を転々と変えるのに迅速に対応できる特殊犯に白羽の矢が立ったのです。

ステルスチームは特殊犯と機動捜査隊の混戦チームで編成され、20~30名の捜査員が覆面パトカーや捜査用二輪車(通称「トカゲ」)を使用し犯人に迫ります。

制服警察官がステルスチームを制止

ステルスチームの捜査員は、テレビドラマで登場するスーツ姿の刑事のイメージとはほど遠いスタイルで、音楽プレーヤーを聞く若者やカップル、道路工事作業員、さらには主婦を装うなど誘拐事件捜査と寸分違わぬスタイルで捜査に当たるのです。

ステルスチームの一部は覆面パトカーや捜査用二輪車で都内を遊撃パトロールし、振り込め詐欺容疑事案の110番が入電するとすぐさま現場に急行します。

と同時に、本部で待機しているステルス本隊も緊急走行で現場に急行。犯人捕捉に全力を注ぎます。現場では遊撃班、犯人捕捉班、被害者対策班などに任務が分担されているようです。

近年のトカゲは、ホンダのフェイズやスカイウェーブなどのビッグスクーターを主に使用。捜査用二輪車ですが、ペットボトルホルダーやカーナビなどを取り付けていることも多く、若者向け仕様にしていることもしばしば。トカゲが現場に乗り付けると制服の警察官が制止してしまうほど街に溶け込んでいるのでした。

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