地域警察官の足代わり小型「白バイ」の値段は?
交番に勤める警察官の移動といえば自転車が定番ですが、125cc以下の小型バイクもよく利用されています。そのバイクは白塗りされていることが多く、正しくはありませんが「白バイ」と呼ばれることもしばしばです。それでは、その交番向けの小型バイク、いったい警察はいくらで購入しているのかを調べてみました。

警察官は小型バイクで地域を巡回
交番や警察署に勤務し、地域を巡回する地域警察官は、移動手段として小型バイクを活用しています。本体が白塗りされているため「白バイ」と呼ばれることもありますが、警察内で白バイは交通違反の取り締まりを専門にする大型バイクを指す用語なので、正しくはありません。
本物の白バイと違い、地域警察官用の小型バイクは緊急走行をしないので、赤色回転灯やサイレンアンプといった特殊装備は搭載されていません。ただし、2人乗り用の座席部分には、書類等を入れるためのボックスを装備しています。
また、白バイは警察庁が全国分を一括購入し、各都道府県警に貸し出すものがほとんどですが、地域警察官用の小型バイクについては各都道府県警が直接購入する仕組みになっています。採用車種は各都道府県警でもバラバラですが、主に90~125ccの小型自動二輪車が選ばれているようです。
警察の小型バイクは市販車より割安
それでは、地域警察官用の小型バイクを各都道府県警はどれぐらいの価格で購入しているのでしょうか。調べてみると、埼玉県警が2019年5月に、110ccのバイク65台をホンダモーターサイクルジャパンから1462万5000円で購入していました。1台あたりにすると22万5000円です。
この価格を、ホンダが市販する110ccモデル3種類と比較してみると、メーカー希望小売価格はスーパーカブ110が27万5400円、ベンリィ110が28万800円、ディオ110が23万1120円です。
実際に110ccバイクが埼玉県警に納入されるのは12月なので、現段階でどの車種が採用されたのかは分かりません。しかし、どの車種の場合も警察向けの方が市販車より割安といえそうです。
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tomura
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