レーザーパトカーが北海道警察で導入される理由
交通取り締まり用の白黒パトカーの中には、ルーフ上の赤色灯の中央部にレーダー式の速度測定装置を搭載した「レーダーパトカー」が存在。とくに北海道警察で導入されているのは、冬に屋外でネズミ捕りをするのが酷だからといわれています。そして今、レーザー式の測定装置を搭載した「レーザーパトカー」が登場。レーザーパトカーが北海道警察で導入される理由を見ていきましょう。

レーザーパトカーの白い箱には開口部
レーダーパトカーに代わって目撃情報が増えている「レーザーパトカー」とは、レーザー式の速度測定装置をルーフ上の赤色灯の中央部に搭載した白黒パトカーになります。レーダーパトカーの速度測定器は、東京航空計器が製造する「LSM-100」です。
レーザー式の速度測定というと可搬式の新型オービスが思い浮かぶはず。レーザー式のオービスとしては、いずれも東京航空計器製となる半可搬式の「LSM-300-HK」「LSM-100-K」、可搬式の「LSM-300」の存在が確認されています。
レーザーパトカーの速度測定装置の設置場所は、レーダー式と同様に赤色灯の中央部。レーダーパトカーがレーダー式と違うのは、レーザー式は白い箱に黒っぽい開口部があることです。レーダーパトカーの開口部は正面か後方のどちらかに向いています。
レーザーパトカーは現場で違反キップ
レーダーパトカーの開口部に設置されているのが、レーザースキャンセンサーとカメラです。レーダーパトカーの開口部の向かって右側に設置されたレーザースキャンセンサーで車両の速度を測定。レーダーパトカーはオービスのようにカメラは付いていますが、現場で違反キップを切るスタイルです。
実際にスピード違反を取り締まる場合、レーザーパトカーは路肩などの物陰に駐車して待ち伏せ。レーザー式の測定装置でスピード違反を確認すると、レーダーパトカーはすぐに追尾して停車させるという流れです。
レーザーパトカーが目撃されているのは、北海道や沖縄県、静岡県などごく一部の地域になります。レーダーパトカーが北海道警察に導入されているのは、冬に屋外でネズミ捕りをするのが酷だからといわれています。
とはいえ、レーダー式の速度測定装置を使うには無線の免許が必要ですが、レーダーパトカーのレーザー式は不要。新型オービス同様、レーザーパトカーが全国で次々に導入される可能性もあります。
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ラジオライフ編集部

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