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ナンバー読み取り装置「Nシステム」を回避する法

「Nシステム」とは警察によって設置されている車両ナンバー読み取り装置のこと。警察に車両盗難の被害届を出せば、瞬時にナンバー読み取り装置で「Nヒット」して進行方向で行われる検問で停止させられます。ナンバー読み取り装置Nシステムは犯罪捜査に役立つ一方で、プライバシーの侵害が気になるところ。ナンバー読み取り装置Nシステムに撮影されずに移動する方法を見ていきましょう。


ナンバー読み取り装置「Nシステム」を回避する法


ナンバー読み取り装置Nシステムをレーダー探知機で回避

ナンバー読み取り装置の正式名称は「自動車ナンバー自動読み取り装置」。ナンバー読み取り装置の通称が「Nシステム」です。ナンバー読み取り装置Nシステムは通過車両のナンバープレートなどをひたすら撮影し続けている、警察の監視カメラです。オービスとよく間違えられますが、ナンバー読み取り装置Nシステムはスピード取り締まりを行っていません。

ナンバー読み取り装置Nシステムの撮影データは、手配車両の追跡などに利用されています。とはいえ、ナンバー読み取り装置Nシステムは常に警察に監視されているようで気分が悪いという人も多いはず。こうしたナンバー読み取り装置Nシステムに撮影されることなく移動するにはどうしたらよいのでしょう。

最も手っ取り早いのは、最新のGPSレーダー探知機を車内に設置して、ナンバー読み取り装置Nシステムの場所を警告させる方法。GPSレーダー探知機は、オービス以外にも駐禁最重点エリアやナンバー読み取り装置Nシステムの場所、警察署などさまざまなターゲットがマッピングされています。ナンバー読み取り装置Nシステムの警報を通知設定にしておけば、数百m手前から警告してくれるでしょう。


ナンバー読み取り装置NシステムをGoogleマップで回避

ただし、高速道路などは警告されてもナンバー読み取り装置Nシステムを迂回できない可能性が大です。一般道の簡易ナンバー読み取り装置は、120㎞/h超は認識できない仕様という資料が複数あるものの、高速道路上に設置されたナンバー読み取り装置Nシステムは真偽不明です。

そこで利用したいのが、全国のナンバー読み取り装置をマッピングした「Nシステムマップ」。KMLデータをダウンロードし、スマホやタブレットの「Googleマップ」アプリにナンバー読み取り装置Nシステムのデータを読み込ませます。

新しい地図を作成で、ナンバー読み取り装置Nシステムのデータをインポートした地図を表示させれば終了。マイプレイスから起動させると、地図上にナンバー読み取り装置Nシステムの位置がマッピングされるので、ルート検索した時に該当場所を迂回するようにすればよいでしょう。


ナンバー読み取り装置Nシステムが犯人検挙につながる

ナンバー読み取り装置Nシステムは、全国各地の公道上に設けたカメラで通過車両のナンバーを自動的に読み取り、手配車両データベースとリアルタイムで照合。合致した場合に「Nヒット」と呼ばれる警報を発します。

ナンバー読み取り装置Nシステムの整備がスタートしたのは1986年度から。1993年からは読み取ったナンバーを日付・時刻・進行方向とヒモ付けして蓄積し、ナンバー読み取り装置は事後的な検索も可能になっています。

ナンバー読み取り装置Nシステムが犯人検挙につながった最近の事例では、2013年11月に東京都で起きた田園調布女子中学生誘拐事件が挙げられます。

この事件は、女子中学生の母親が誘拐の事実を知り、田園調布署に通報。同じ頃、同年3月に江戸川区内で盗まれたナンバープレートを装着した車がナンバー読み取り装置でNヒット。府中市方面へ向かっていることが判明したため、府中署員が国道20号線で検問を実施して当該車両を停止させました。


ナンバー読み取り装置Nシステム検知で45分のスピード検挙

誘拐犯は盗難届けが出ているナンバープレートを、犯行に使用したレンタカーにわざわざ装着していたこにより、ナンバー読み取り装置Nシステムが検知。検問を実施していた警察官は誘拐事件に使用された車両と知っていたわけではありませんでした。しかし、ナンバー読み取り装置Nシステム検知で結果として誘拐発覚後わずか45分でのスピード検挙となったのです。

このように嫌疑のある車両のナンバーが明確に分かっていれば、絶大な威力を発揮するナンバー読み取り装置Nシステムですが、一方で犯罪に関与していない市民の情報が延々と蓄積され続け、悪用される危険性もナンバー読み取り装置Nシステムは指摘されています。

実際に、ナンバー読み取り装置Nシステムで得たデータが愛媛県警の警部の私有PCからWinnyのファイル交換ネットワーク上に流出したこともあるのです。蓄積されたナンバー読み取り装置Nシステムのデータの悪用は決して杞憂とはいえないでしょう。

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ラジオライフ編集部

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