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警察キャリアとノンキャリアに確執はなかった?

警察官がほかの公務員や民間人と異なる点に階級の存在があります。これは、自衛官や海上保安官、消防士も同じで、素早い判断が求められる職種において、上下関係や責任の所在を明確にする必要があるからです。そして、警察官には階級以外にも区分が存在しています。それが「キャリア」と「ノンキャリア」です。


警察キャリアとノンキャリアに確執はなかった?

キャリアとノンキャリアは試験の違い

警察官には巡査や警部補といった階級以外にも区分が存在します。それが「キャリア」と「ノンキャリア」と呼ばれるもの。この2つの区分は、警察官になるために受けた試験の違いで決まります。

すなわち、キャリアとは国家公務員総合職試験に合格した警察官を指し、身分は国家公務員。所属も警察庁となり、本部や所轄に派遣されるのは出向の形に近くなります。同じ国家公務員試験でも、一般職試験合格者は「準キャリア」と呼ばれ、これら以外の地方公務員採用者がノンキャリアです。

キャリアとノンキャリアの大きな違いは昇任のスピード。キャリアは初任から警部補の階級が与えられて10年ほどで警視正となり、その後、警視監、警視総監、警察庁長官への道が開かれています。

キャリアとノンキャリアの収入面の差

一方、準キャリアは巡査部長からスタート、ノンキャリアは巡査からです。通常、昇任の限度は準キャリアで警視長、ノンキャリアは警視正といわれていますが、現実的にノンキャリアは警部補までが精一杯だといいます。

若くして出世するキャリアと、現場でたたき上げたノンキャリアとの確執は、警察ドラマなどでたびたび登場します。しかし、実際にはキャリアとノンキャリアの役割はまったくといっていいほど異なるのです。

キャリアは指導・監督者としてデスクワークが主となり、ノンキャリアは捜査や警備といった実務を担います。キャリアとノンキャリアでは収入面の差は「倍以上」です。

また、キャリアが現場に出ることはほぼありません。警察ドラマではキャリア警察官が現場で捜査することがありますが、実際は庁舎内で書類業務や調整業務に追われているのでした。

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