白バイ隊員の「スピード違反」待ち伏せポイント
交通違反の取り締まりを専門とする「交通機動隊」の中でも、主力となるのが白バイ隊員。日々の練習で磨いた高度なテクニックで違反車を追いかるのです。白バイ隊員は管轄の道路事情を隅から隅まで把握。そんな白バイ隊員がスピード違反を待ち伏せするポイントについて見ていきましょう。

白バイ隊員は橋に合流する脇道で待機
スピード違反で白バイに注意しなければならない理由は、マシン性能や運転技術だけではありません。白バイ隊員はスピード違反が起こりやすいポイントを熟知しているうえ、ドライバーの心理を手玉にとって違反キップを切っているからです。
現行の白バイの主力となっているのは、ホンダの「CB1300P」。重厚感にやや欠けるハーフカウルのフロントが特徴です。2009年に導入開始して以来、毎年のように細かな改修を重ねて現在に至ります。
そんな白バイがスピード違反で待ち伏せするポイントが、信号が少ない見晴らしがよい橋や陸橋。スピードが出やすい橋に合流する脇道に白バイは待機。そして、一斉に向かってくるクルマに目星をつけて加速していくのです。
白バイ隊員はミラーの死角に潜り込む
本線に合流した白バイは、下り坂を利用して加速。そして、目星をつけたクルマを追尾して車速を計測するのです。道路の形状によっては、トラックなどの影で少し身を潜めたのちに、直線に入ったところで追尾・計測することもあります。
白バイのスピード違反取り締まりで気を付けるべきは橋の上だけではありません。流れが悪い集団にも注意が必要です。というのも、白バイは流れの悪い集団の先頭に回って、そのままゆっくり走行。猛スピードで追い越すクルマを待ち伏せポイントにしているからです。
しかも、追い越しを確認しても白バイはすぐにスピードを上げずに追走。信号などでドライバーが気を抜く瞬間にクルマの背後に潜り込み、サイドミラーとルームミラーのちょうど死角に入るのです。
あとは、赤色灯を点灯させて7秒ほど追尾してストップメーターで車速を計測。スピード違反を確認すると、サイレンを鳴らして違反車を停車させるのでした。
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ラジオライフ編集部

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