高速道路での取締りが多い交通違反ベスト3は？
高速道路を流しながら、交通違反を見つけて取り締まる覆面パトカーや白バイ。彼ら高速道路交通警察隊が狙いを付けている違反は、まずは「スピード違反」です。実際、高速道路で捕まる違反のほぼ半分がスピード違反です。しかし、それ以外にも高速道路で取り締まられやすい交通違反が存在。高速道路で多い交通違反は何なのでしょう。
高速道路でダントツはスピード違反
交通違反の取り締まりにおいて、高速道路上での違反ははそれほど多くありません。警察庁の交通統計によると、2018年の場合、一般道を含む全取り締まり件数が775万1092件に対し、高速道路上は64万1315件。高速道路上での取り締まりが占める割合は約8％です。
しかし「スピード違反」に限ると全体の123万7730件に対して高速道路は30万7575件と約27％。割合はぐんと上がります。高速道路はスピードが出やすいことから、警察も積極的に違反を取り締まっていることがわかります。
さらに、高速道路で取り締まりが多い交通違反を見ていくと、スピード違反が全体の52.5％を占めてダントツで、2位が「シートベルト装着義務違反」の22.1％。取り締まり件数にすると14万1645件です。
高速道路の交通違反3位は通行帯違反
シートベルト装着義務違反については、高速道路の場合はICの入口や本線料金所の検問で取り締まることがほとんど。後部座席に乗っている人についても、着用していないと違反になります。もちろん、高速道路でのシートベルト非着用は、違反かどうか以前に事故が起きた際に大変危険なのでやめましょう。
そして、シートベルト装着義務違反に続く3位が「通行帯違反」で取り締まり件数は6万1773件、割合にすると9.6％になります。通行帯違反は、乗用車や自動二輪車が追い越し車線を必要なく長く走り続けた場合の違反です。
片側1車線しかない場合を除くと、高速道路の一番右側車線は「追越車線」に指定されていて、追い越し以外で長く走り続けると取り締まりの対象になるため要注意。ただし、渋滞や事故のときは適用外です。
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ラジオライフ編集部
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