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レースの駆け引きが聞こえるチーム無線のウラ側

レース無線のメインとなるチーム無線は、監督とドライバー、ピットにいるチームスタッフがお互いの意思疎通を図るために使っている無線です。スーパーフォーミュラのマシンを見ると、車載アンテナがドライバーの眼前に設置されています。レースの駆け引きが聞こえてくるチーム無線を見ていきましょう。


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レースの駆け引きが聞こえるチーム無線のウラ側

監督とドライバーが使うのが基本

スーパーフォーミュラの場合は、主にMoSRA(モスラ)と呼ばれるモータースポーツ無線協会が一括して免許を受けた専用周波数の無線機を使用しています。ただし、チャンネル数に制約があり、多数のマシンが走るスーパーGTの場合、460MHz帯の簡易無線を使用するチームもあります。

チーム無線の運用方法は監督とドライバーが走行中やピット内で、マシンのセッティングやピットインのタイミング、前後の順位のマシンとのタイム差などの連絡に使用するのが基本です。

タイヤ交換や給油といった作業を行うピットスタッフはそれらの交信を傍受し、次にやるべき作業の準備を行います。もちろん、監督からピットスタッフに向けて直接指示を出すという場面も少なくありません。

走行中の交信はドライバーを妨げる

ピットスタッフ同士、監督との交信は、走行中のドライバーの集中を妨げてしまてしまいます。そのため、MoSRAの無線機には2つのデジタルコードスケルチかトーンスケルチが搭載。1つの周波数でDCSコードやトーン周波数を変えて、ドライバー向けの交信とピットスタッフ向けの交信を使い分けているのです。

ピットスタッフの無線機に「SCAN」と表示されているのを確認したことがありますが、これは2つのコードを交互に受信(スキャン)し、ドライバーと監督とのやり取りを確認できるような仕様にしているものと推測されます。

全チームがこのように振り分けているわけではなく、チームによって運用スタイルはさまざま。1つのDCSコードのみを使用している(ピットのやり取りもドライバーが聞ける)チームもあるのです。

また、2台のマシンをエントリーしているチームで、1つの周波数を2台のマシンのドライバーにDCSコードで切り替えているような交信も確認しています。

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