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1万円前後の中華アクションカムの買いはどれ?

アクションカムは「GoPro HERO7」が突出した性能を誇り、「Osmo Action」という強力なライバル機が登場する中で、中華アクションカムは価格的なメリットこそ大きいながらも、ここ2年ほどは技術的に大きな進化は無い状況です。そんな中でも、1万円前後の中華アクションカムおすすめ3モデルを紹介しましょう。


1万円前後の中華アクションカムの買いはどれ?


商品名に4Kをうたう中華アクションカム

アクションカムの流れとしては、4Kネイティブ(30fps)やEIS(電子手振れ補正)機能がトレンドで、SJCAMなど一部の高級機種はGoProのようにタッチパネルを採用したものもあります。とはいえ、タッチパネル採用機種は2万円以上の価格帯が多いため、GoProとの差別化という意味ではメリットが少ないでしょう。

アクションカムの性能の根幹であるSoCでは、1万円前後の価格帯からHiSilicon製Hi3559やiCatch Technology製V50などが加わって、4K/30fpsやEIS機能を全面に押し出した製品が増えています。

従来からのSoC搭載の中華アクションカムでも商品名に4Kをうたったものが多くありますが、安価の割に高性能だった「Novatek96660」でも、4Kは引き延ばしで24fps、明確に見劣りする「AllWinnerV3」に至っては偽装4K/15~24fpsと、4Kネイティブ世代と比べると失笑レベルのスペックです。

相変わらず価格帯で概ねの性能が類推できる状況は変わりませんが、安心高性能だと思われているAmbarella製SoC搭載機種でも、EIS全振りで画質が酷い機種もあるので要確認です。


中華アクションカムを使い潰していく

当然ながらSoCやセンサーなどの基本性能が劇的に向上していない中でEISを売りにするということは、画角の減少=引き伸ばし画質、といった弊害が目立ち、GoPro7などと比べると映像品質が格段に落てしまいます。

1万円以下クラスの中華アクションカムでは、最も使い勝手の良い1080pでも、EISではGoPro7などと比較してしまうと、やや厳しい画質です。

とはいえ、アクションカムはその性質上、厳しい使用環境下が想定されるため、GoProの半額~1/4程度の中華アクションカムを使い潰していくのは、ある意味正しい使い方といえるでしょう。「安いからぶっ壊しても構わない」という安心感こそ、極限に迫った迫力ある映像に必要な要素かもしれません。

また、手振れ補正が必要でもジンバルなどが使用可能であれば、EISをオフにできるため、GoProなどとの画質の差異は縮まります。1万円クラスでも互角くらいには戦えるので、中華アクションカムとはいえ引け目を感じる必要は全くありません。


1万円クラスの中華アクションカム

1万円前後の中華アクションカムでおすすめは、2018年末頃に登場したAPEMAN
のフラッグシップモデル「APEMAN Trawo(A100)」。4K/30fpsの動画撮影に対応し、手振れ補正機能も搭載。タイムラプスやスローモーションといった一般的な撮影モードをカバーします。実勢価格は9,980円です。

「MUSON Pro3(4K EIS)」は、手振れ補正を売りにした1万円以下の中華アクションカム。4K/30fpsの高画質撮影に対応し、30m防水、170度の広角レンズ搭載。見た目のスペック的にはなかなか優秀といえます。実勢価格は8,090円です。

「Yi 4K」は、ソニーのイメージセンサー搭載の4K/30fpsモデル。価格は1万円を超えますが、タッチスクリーン採用など流行りの仕様を取り入れ画質も価格相応といえるでしょう。実勢価格は15,499円です。

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ラジオライフ編集部

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