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SNSには出ない地元の道路情報をバス無線で入手

日本全国、バスは地域交通を担っており、無線を活用しています。平時は営業関連の交信が聞こえる「乗り物無線」ですが、悪天候時や災害が発生すると、サバイバル無線へと変貌します。SNSにも上がってこない地元の道路情報は、バス無線を受信して入手。交通情報は運転手のナマの声だから充実しているのです。


SNSには出ない地元の道路情報をバス無線で入手

バス無線は現在もアナログが活躍中

路線バスの営業網は、市内とその近隣といった範囲になっているので、自宅で地元のバス会社の「バス無線」の交信が聞こえる可能性はかなり高いはずです。また、バスは車高が高く、アンテナはルーフに設置されるため、乗用車に比べてアンテナ高はかなり高くなります。

そして、鉄製の大きなルーフは、送受信効率を上げるともいわれています。そのため、バスから送信された電波は遠方まで飛んで行くのです。基地局となる営業所の音声だけではなく、バス側の音声が聞こえる可能性も高くなります。

バス無線は、アナログ消防無線と同じ140~150MHz帯に割当てられていますが、デジタル化は義務ではありません。現在もアナログ無線が活躍しています。しかし、無線設備を更新する際に、IP無線へ移行するバス会社が急増中。2022年までに多くのバス無線はIP無線化して、聞けない無線になってしまいそうな勢いです。

バス無線で流れる鉄道の運行トラブル

路線バスの無線から聞こえる交信の中で、有益な情報は地元の交通関連。交通網の乱れや沿線の火災、悪天候時の路面の状態です。デジタル化した鉄道無線からは、列車の運行状況は聞えてきませんが、バス路線が駅と接続していると、鉄道の運行トラブルに関する情報がバス無線から流れてくるのです。

このバス無線の交信から、鉄道が止まっていることが分かります。特にバス会社が私鉄の関連会社だと、終バスの発車時刻を調整する連絡も聞こえてくるので、列車が何分くらい遅れているのかも把握できるのです。

そして、悪天候時は道路の状況が判明するので、バス無線はまさにサバイバル無線。雪が降った場合などは路面状況の交信も増えてきます。北海道など、バスが唯一の交通機関になっている地域では、猛吹雪でも運行しているので、SNSには上がってこない交通情報が得られるのです。

また、バスからはリアルタイムの情報が提供されます。大規模災害時は、地元を走るバスからの情報が多数報告されるので、サバイバル無線の要素は各段に高まるでしょう。(文/小林照彦)

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