ファミコン吸い出し機に待望の新製品が登場した
ファミコンソフトの吸い出しといえば、長らく「kazzo」というツールが定番でした。ファミコンスロット付きの基板にUSBケーブルを接続することでゲームデータを吸い出す画期的なツールで、数多くのクローンや亜種が登場しています。そんなファミコン吸い出し機に待望の新製品が登場しました。詳しく見ていきましょう。

新しいファミコン吸い出しツール登場
長らくファミコンソフトの吸い出しツールの定番としてされてきた「kazzo」ですが、最近では入手困難となり、まれに東京・秋葉原などに個人製作のクローンが並ぶと即完するという状態でした。
しかし2020年、ゲームバンクから「FCダンパーV2」という新しいファミコン吸い出しツールが登場。しかもAmazonで買えるとあっては、ファミコン世代は要注目なアイテムといえるでしょう。
従来の吸い出し機「Kazzo」と比較してみると、基板構成が全く異なっており、クローンや亜種などではないことが分かります。ファミコンゲームの吸い出しに加え、PC用エミュレータを使ってカートリッジを挿したままゲームをプレイすることも可能です。
「FCダンパーV2」でファミコンソフトを吸い出すには、まず「FCダンパーV2」をPCとUSBで接続。GAMEBANKのWebサイトから、FCダンパー用のツールをダウンロードして起動します。
ファミコンカートリッジから吸い出し
「FCダンパーV2」にファミコンカートリッジをセットし、ツールの「Info」ボタン押すとカセットを認識。あとは「Dump」ボタンを押せば吸い出しが始まります。吸い出したファミコンのゲームデータは「.nes」形式のファイルとなって、PC上に保存されるのです。
吸い出したデータをPC用エミュレータ「Nestopia」に読み込ませてみたところ、問題なくプレイできました。
FCダンパーV2の推奨OSはWindows7以上(一部MacOSも対応)です。サイズ/重さは87W×19H×55Dmm/60gで、付属品はUSBケーブル、ドライバなどダウンロードURL説明メモ。実勢価格は7,996円です。
ファミコン以外のゲームを吸い出すためのツールもリリースされています。「レトロベースダンパーV2」は、アダプタを揃えることで、メガドライブ・スーパーファミコン・NINTENDO64・PCエンジン・GBAなどのゲームを吸い出せるようになる製品。実勢価格は7,896円です。