マイラーが気にする航空券の「クラス」の意味
国際線の飛行機に何度も乗り、マイルを貯めてタダの航空券ゲットを目指す「マイラー」と呼ばれる人々は、飛行機に乗るときに「クラス」をとても気にします。といっても、エコノミークラスのような座席のクラスではなく、航空券に書かれたあるアルファベット1文字が示す「クラス」の方なのです。

航空券に書かれた予約クラスの意味
国際線の航空券には、エコノミークラスなどのクラス分けとは別に「Y」や「Q」といった見慣れないアルファベットが書かれています。これは「予約クラス」と呼ばれるもので、同じクラスでも「払い戻しや予約変更ができる」「アップグレードで優先がある」といった違いを表しています。
ANAの場合、ビジネスクラスのなかでも運賃が高い、日程変更も払い戻しも無料でOK、かつアップグレード対応の「Full Flex Plus」で購入すると、予約クラスは「J」となり、基本マイルの150%が貯まります。これはファーストクラスと同じなので、マイル的には有利といえます。
一方、予約だけが無料で変更できる「Flex」の予約クラスは「C」で基本マイルの125%、運賃が安い一方で予約変更も払い戻しも不可の「Super Value」の予約クラスは「P」でマイルは70%と、航空券の価格が安くなるほど貯まるマイルは減っていきます。
航空券の予約クラスで違う獲得マイル
エコノミークラスの場合、「Full Flex Plus」の予約クラスは「Y」で基本マイルの100%、「Flex」は「Q」で70%、「Super Value」は「L」で30%のマイルがそれぞれ貯まります。さらに、格安ツアーの航空券にはマイル対象外の予約クラスが書かれていることもあるのです。
予約クラスが重要になるのは、マイルが多く貯まる長距離便で予約クラス別の価格差が少ない…というケースです。例えば、東京~ニューヨークであれば往復の基本マイルが1万3446マイルなので、貯まる率が50%変わると6723マイルも違います。
ちなみに、ファーストクラスについてはすべての予約クラスで基本マイルの150%が貯まるため、予約クラスを気にする必要はありません。とはいえ、ファーストクラスはそもそもの運賃が高いので、マイルを貯めるという意味では非効率といえます。
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ラジオライフ編集部

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