走ってわかった公道カート「マリカー」の危険度
ここ2~3年、マリオをはじめさまざまなコスプレをした外国人観光客が、カートに乗って都心を疾走するシーンを頻繁に見かけるようになりました。通称“マリカー”と呼ばれる公道カートは青色ナンバー。総排気量50cc以下ながら普通自動車に分類されます。実際にマリカーを運転し、危険度を調べました。
公道カートのマリカーに安全対策
公道カート「マリカー」はスリル満点の走行が楽しめる一方で事故も多く、国交省はシートベルト着用や地上高1mに尾灯設置など公道カートに2020年から安全対策を義務付けることを決定しました。他にもヘッドレストやフェンダー、ハンドルの衝撃吸収なども義務化するようです。
そんなマリカーの危険ポイントをチェックすると、まずは「ミラーが小さい」ことです。クルマのドアミラーに比べ、かなり小さいサイドミラー。車線変更など後方確認が必要な場合は、目視は必須でしょう。
「ノーヘル」も危険ポイント。義務ではないため、ヘルメットをする人は皆無です。目にゴミが入るので、ゴーグルは付けたいところです。マリカーは「ランプが見にくい」のも難点。ウインカーやブレーキランプは、総じて目立たない仕様です。車線変更する場合は要注意です。
マリカーの右折待ちはかなり無防備
マリカーは「路面の凸凹に弱い」ことも危険ポイント。ハンドルは意外と軽いものの、サスがないぶん路面の凸凹の影響をモロに受けヒヤリとすることも多いのです。衝撃吸収装置の義務付けは納得です。
「加速が悪い」のも危険ポイント。原チャリと同じエンジンで、車重が95kg以上です。法定速度も最高速度も60km/hでは、流れについていきにくいでしょう。
マリカーは「ブレーキが甘い」ことも要注意。今回、1番怖く感じたのはドラムブレーキの効きの悪さでした。ジンワリ効くので、絶えず早めのブレーキングを意識しないと危険です。
このほか、マリカーは2段階右折ではないので、右折待ちはかなり勇気がいります。とくに大きな交差点で、対向車がビュンビュン目の前を走っていく中での右折待ちはかなり無防備な状態と感じるでしょう。
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ラジオライフ編集部
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