年末の高速料金「ETC深夜割引」を活用して節約
年末年始の帰省は、往復の交通費に加え親戚へのお土産やお年玉など、とかくお金がかかるもの。家族連れで帰省する人の多くは、せめて交通費だけでも節約しようとクルマでの移動を考えているでしょう。しかし、帰省に一番都合がよい12月30・31日が今年の場合は平日。何とか高速料金を節約する方法はないでしょうか。

ETC深夜割引で通行料金を節約する
2019~2020年の年末年始について、NEXCO3社がETC休日割引の対象にするのは12月28・29日と1月1~5日。12月30・31日は平日扱いで、日中に普通に高速道路を走ると距離100kmまで限定の平日朝夕割以外のETC割引はなくなります。そこで、長距離ドライブとなる帰省でよりおトクになる走行方法を考えてみました。
ひとつは、0~4時の走行を絡めてETC深夜割引の適用を受けることです。ETC休日割引とETC深夜割引は高速料金が30%オフになる点は同じですが、ETC深夜割引の方が適用路線が増加。東京・大阪近郊の「大都市近郊区間」についても、東京湾アクアライン・横浜新道・京葉道路・横浜横須賀道路・第二神明道路以外はOKです。
ETC深夜割引を受けるための条件は、基本的には「0~4時の間に高速道路内にいること」というシンプルなもの。東京ICから夜22時に東名高速に入り、翌朝6時に名神高速の西宮ICを降りたとしてもETC深夜割引が適用されます。
早朝出発もETC深夜割引の対象になる
また、年末の大渋滞を避けるという点でも、早朝の出発は有効な対策になります。ただしこの場合、高速道路に乗る時間が4時を回るとETC深夜割引扱いにならないので注意が必要。時間がギリギリになり、一般道や都市高速で4時を回ってしまわないよう、余裕を持って出発時刻を設定しておきたいところです。
さすがに早朝出発のドライブはきつい、ということであればETCマイレージや平日朝夕割での還元額を使うのもひとつの手です。とくに、ETCマイレージのポイントの場合、交換した還元額は手続き後すぐに利用できるので、年末年始に合わせて活用することで当面の出費は抑えられます。
一方、平日朝夕割の還元額については、毎月20日に前月利用分の還元金額がまとめてETCカードに記録される仕組みとなっています。この還元金額は最優先で使われるので、年末に利用したい場合それまで高速道路利用を控える、といった工夫が必要です。
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ラジオライフ編集部

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