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古いETC車載器が使えなくなる「規制」適用延期

昨年ぐらいからETC関連で話題になっていたトピックのひとつに、古いETC車載器が2022年に使えなくなるというものがありました。実際、法令上2022年12月から「スプリアス規格」が新しくなり、対応しないETC車載器は使えなくなるはずでした。ところが、この8月に国の方針が変わり、当面は旧規格でも使えることとなったのです。


古いETC車載器が使えなくなる「規制」適用延期

ETC車載器はゲートで無線通信を行う

スプリアス規格とは、無線機が本来通信する周波数帯の外で発信してしまう「スプリアス電波」を制限するためのものです。実は、これまでも無線機にはスプリアス電波に関する規格がありましたが(旧規格)、2022年12月1日から適用予定の「新規格」はより厳しい規制内容となっています。

高速道路の料金所のETCゲートや、本線上にある「フリーフローアンテナ」と無線通信を行うETC車載器も、電波を送信する関係上スプリアス規格の対象となります。そのため、新規格に対応していないETC車載器については、2022年12月1日以降は法令上使えなくなるはずでした。

ところが、2021年になり総務省は方針を変更し、新規格への全面移行を断念。当面の間は旧規格の製品も「他の無線局の運用に妨害を与えない場合に限り使用できる」ことになりました。総務省は延期の理由として、新型コロナ感染症の社会経済への影響などにより、移行が遅れていることを挙げています。

ETC車載器のうち2005年以前製造が対象

スプリアス規制に関しては、無線機1台ごとにスプリアス電波を検査することは少なく、機種ごとに無線機メーカーが規格の認定を受け販売・使用することが一般的です。このため、今後発売されるETC車載器についてはまず問題ありません。

また、これまで販売されていたETC車載器に関しても、メーカー側がその機種について新規格の認証をとることにより、今後も新規格製品として利用可能となります。ETC車載器メーカーでは、旧機種に関しても多くのモデルについて新規格の認証をとりましたが、一部機種については新規格認証がない状態です。

とはいえ、新規格に非対応のETC車載器リストを見ると2005年以前製造のモデルに限られるため、予定通り2022年12月1日から新規格へ移行していてもその影響は限られたものでした。移行期限が当面延長されたこともあり、しばらくはスプリアス規制の心配をする必要はなさそうです。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
モノ・コトのカラクリを解明する月刊誌『ラジオライフ』は、ディープな情報を追求するアキバ系電脳マガジンです。 ■編集部ブログはこちら→https://www.sansaibooks.co.jp/category/rl

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