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ハンディ運用に便利な伸縮式アンテナを実テスト

アマチュア無線でハンディ機で運用するのが144/430MHz帯。FMモードの交信がメインなので入門バンドとして定着しています。ここ20年で5W機が主流になり、遠距離交信も楽しめるようになりました。しかし、パワーだけでは電波は飛びません。電波を効果的に飛ばすためには高利得のアンテナが必要になります。


ハンディ運用に便利な伸縮式アンテナを実テスト

ハンディ運用に便利な伸縮式アンテナ

近距離通話用として活躍するアマチュア無線のハンディ機ですが、リチウムイオンバッテリーを搭載した5Wモデルは遠距離交信もこなせるポテンシャルを持っています。とはいえ、同梱されている20cm程度の付属アンテナは明らかに力不足です。

そこで、アンテナメーカーから発売されている長いアンテナに交換して、送受信効率をアップさせます。アンテナは送受信する周波数の波長(144MHz帯の波長は約2m、430MHz帯の波長は約70cm)の1/2や1/4の長さがあると効率的。つまり、144MHz帯で1mの長さが必要になります。

そうなると、ハンディ機のメリットである持ち歩きに不便です。長いアンテナによる高利得と携行性を両立したのが、アンテナが伸縮するロッドアンテナ、第一電波工業の「SRH770」です。標準価格は8,580円となります。

SRH707の設計は、短縮無しの1/2λ型(144MHz帯)の高利得になっています。波長の短い430MHz帯では、1/2λ型を上回る5/8λ型×2段の高利得アンテナです。

ハンディ機の移動運用で最強アンテナ

このスペックを実現するためには全長91cmという、クルマに設置するモービルアンテナ並の長さになっていしまいますが、伸縮構造なので21cmに縮めることが可能。カバンにスッポリ収まりますから、ハンディ移動運用に最適です。

その実力をフィールドテストしました。海抜2m程度の若洲海浜公園(東京都江東区)から430MHz帯でオンエアしたところ、隣県の局と軒並みRSリポート「59」で交信。標高400m程度の勝峰山(東京都西多摩郡日の出町)から電波を出すと、関東一円の局と「55~59」でQSOできたのです。

驚くことに都内のビル(10階)からCQを出すと、2エリア(静岡県伊豆市)の5W局と「53」で交信できました。全長91cmのメリットを活かした交信ができたのです。SRH770はハンディ機最強のアンテナといえるでしょう。

なお、SRH770にはロッドアンテナの伸縮性を利用した裏ワザがあります。各バンドの中心周波数、145MHzや435MHzよりも高い周波数(波長が短い)で運用する場合、トップエレメントを引っ込めて微調整するとマッチングが良くなることがあるのです。

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ラジオライフ編集部

ラジオライフ編集部三才ブックス
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