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駅の構内トラブルが分かる駅員連絡用無線とは?

鉄道無線といえば列車無線ですが、JRの東京圏と大阪圏を中心にデジタル化が進んでいます。私鉄も関東の大手からジワジワとデジタル化が進行中で、地方の中小私鉄の中にはIP無線化する路線も出てきました。昨今、聞けなくなる無線と思われがちですが、そんなことはありません。都市圏では「駅員連絡用無線」から運行情報が得られます。


駅の構内トラブルが分かる駅員連絡用無線とは?

情報収集に駅員連絡用無線でやり取り

通勤客と旅行客が渾然一体となった長期休暇の時期の駅で、ホームに響き渡るブザー。ホームの列車非常停止ボタン(列停)が扱われ、動き始めた列車が緊急停車。何かトラブルが発生したようです。

駅員A「2番で列停動作中。状況分かりますか?」
駅員B「3号車でドアにハンドバッグが挟まってます」
駅員A「3号車でハンドバッグ挟まり承知」

緊急停車の原因は、ドアにハンドバッグが挟まったまま出発したものと判明。駅員は情報収集のため駅員連絡用無線でやり取りするとともに、挟まったハンドバックに対応します。

駅員B「処置が終了しました。これより列停を復位します」
駅員A「列停復位承知」

安全の確認が取れたので、列車は運転を再開しました。

駅員連絡用無線でトラブル対応する

大勢の人が集まり、通り過ぎて行く都市部のターミナル駅は、常に混雑しており、乗客絡みのトラブルは日常茶飯事。これらの大小さまざまなトラブルに対応する鉄道無線が「駅員連絡用無線」です。

列車の運行を司る列車無線ではありませんが、大都市の駅を中心に導入が進んでいます。この無線を受信すれば、駅で起こっているトラブルの詳細や、鉄道無線ほどの濃密な内容ではないものの、列車の運行状況をうかがい知ることが可能です。

駅員連絡用無線の通話頻度は、駅の規模が大きくなればなるほど多くの乗客が利用するので、それに比例して増えていきます。駅構内のありとあらゆる業務に使われるため、なおさらです。

車イスなど乗降に介助が必要な乗客の連絡や乗客同士のトラブル、酔客への対応など、通話内容は多岐にわたります。朝夕のラッシュ時や週末の夜には、痴漢騒動で駅員が駆り出され、駅員連絡用無線でトラブルの詳細が伝えられたりします。


駅員連絡用無線はハンディ機を携行

ホーム係「下りホームのヤマダから事務室どうぞ」
事務室「事務室です。どうぞ」
ホーム係「迷惑行為です。当事者下車してます。双方まだ興奮していますので、応援よろしくお願いします」
事務室「スズキ主任が今向かってます」
ホーム係「了解。あと110番も願います」
事務室「110番通報、了解しました」

終電に近づくほど酔客が増え出して、無線から過激な内容が聞こえてきます。

駅員連絡用無線は、鉄道会社によって呼び方が変わり、「乗客整理用無線」「駅保守無線」などの名称があります。共通するのは、駅員同士の連絡用として使われていること。駅員がハンディ機を携行して業務に当たっています。

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