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盗聴器発見のプロが語るアナログ盗聴の現在

東和通信社代表取締役の藤井正之氏は、日本における盗聴器発見の第一人者です。そんな盗聴器発見のプロがアナログ盗聴の現在を語ります。デジタル機器が増えるなか、電波を使った盗聴器はいまだ健在。ただし、その人間模様は大きく変化しているのでした。



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盗聴器発見のプロが語る盗聴の現在

企業の盗聴器発見の数は減っていない

電波を使った盗聴器発見は減っていません。デジタル機器が増えて、個人の情報を集める方法は増えていますが、人間の声をありのままに聞ける電波式の盗聴器は、むしろ増えています。

1980年代後半のバブルの時は、産業スパイによる盗聴が多かったのですが、今は姿を消しましたね。皆無といっていいくらい少ないです。同じように電話盗聴も激減しました。

それでも企業で発見される盗聴器の数は減っていません。今は会社内でお互いに盗聴し合っているんです。部長が社員の監視に使ったり、その逆に社員が経営側の会議を盗聴しています。盗聴発見業を続けていると、非正規雇用など、社会の問題が目の前でぶつかり合っているのが分かります。

家族内の盗聴器発見が増えている

ここ数年で増えているのが、家族内の争いに端を発する盗聴器の発見です。親が残した遺産を巡って、兄弟が争うケースが増加しているんです。

遺産の争いは以前からよくある話でした。バブルの時はすごかったですね。親の家を売ったら2億とか3億とか、実家がとんでもない価格になったものです。最初は長男が家を継ぐ予定だったのですが、億単位の金になると、弟たちが黙っていないわけです。

特に弟たちの嫁。嫁は他人ですから、いろいろけ仕掛けてきますよ。それでことが大きくなって裁判になります。裁判になると相手がどう出るのかを知りたいので、そこで盗聴器が仕掛けられて、それが発見されるというワケです。この情報は『ラジオライフ』2015年3月号に掲載されていました。

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