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YouTubeの監視システム「Content ID」の仕組み

YouTubeが日本で本格的に浸透し始めたのは、今から12年ほど前。最新のバラエティ番組・映画・アニメなどが無料で見られる、アングラ感の強い動画サイトとして爆発的に広がりました。その後、違法ダウンロードの刑事罰化やYouTubeの監視システム「Content ID」の強化などで、違法動画の数は少なくなりつつあります。


YouTubeの監視システム「Content ID」の仕組み

著作権を守るための「Content ID」

YouTubeの監視システム「Content ID」の強化などにより違法動画の数は少なくなりつつあるとはいえ、今もなお、著作権のある動画や音楽を無許可でアップして、広告収入を稼ぐ悪い輩がいるのも事実。そこで「Content ID」の仕組みについて見ていきましょう。

YouTubeが100億円以上かけて構築した、著作権を守るための監視システムが「Content ID」です。この最新システムによって、著作権のある動画や音楽が違法アップロードされる件数はかなり減ってきています。

大まかな仕組みを説明しましょう。Content IDの利用資格を得ている著作権者は、自分が権利者となっている音声や動画の参照ファイルをYouTubeに提出。提出されたファイルは、YouTube側で独自ファイルに変換し、データベース内で保存されます。

YouTubeの動画や音声はすべてスキャンされ、Content IDのデータべース内のファイルに該当するコンテンツが発見された場合、権利者側に連絡が通知されます。そして、権利者は、その動画への対応を選択できるのです。

「Content ID」で発見された時の対応

Content IDの対応1つめは「何もしない」、2つめは「動画の視聴状況のデータを閲覧する」、3つめは「動画に広告を入れて収益化」になります。この場合、アップロード者と収益を分配することも可能です。そして、4つめは「動画が見られないようにブロック」、5つめは「音声をミュートにする」です。

申し立てされた動画は一旦審議され、広告収益は保留。審議の結果、申し立て者に権利があると認められると、広告収益はその権利者に渡るようになります。

例えば、Aさんが作ったオリジナル曲を、勝手にBGMにしてBさんが独自に作成した動画をYouTubeにアップ。Aさんは異議申し立てすれば、動画の広告収益をAさんが受け取ることが可能なのです。

このように、クリエイターや権利者を守るために作られたContent IDですが、このシステムが完全とはいい難く、いまだにシステムの穴を見つけ、他人の著作物を違法にアップロードすることで広告収益を稼ぐ不届き者は後を絶ちません。

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