偽装ナンバープレートをプロが実践する手口とは
銀行強盗などの犯罪をする際に、逃走用車両のナンバープレートを偽造するというのは映画やドラマでよく見る光景です。じつは、偽造ナンバープレートの手口は家でも実践できるといいます。プロが実践する偽装ナンバープレートの手口とは、いったいどういうものなのでしょう。

偽造ナンバープレートにPET板
偽造ナンバープレートは家で誰にでもできる方法があります。それは、PET板を使ったやり方。ナンバープレートの間にPET板を挟み込み、それを厚めの鉄板の上へ置いて加熱して熱変成を起こすのです。
PETは高温になると変成し始めます。PET板が柔らかくなったら、そこで加熱を中止。錘を載せて冷えるまで待つというわけです。家のキッチンでこの方法を使えば、まるっきり同じ偽造ナンバープレートを何枚も作ることができてしまいます。
ナンバープレートを外すと型の付いたPET板が完成。ここに塗装を加えていきます。ととはいえ、単純に白色スプレーで塗装をしても本物の質感は出ません。 そこにはプロならではの偽造ナンバープレートのテクニックがあるといいます。
偽造ナンバープレートにエポキシ
偽造ナンバープレートは、あとは水性塗料を組み合わせて色を調合して文字部分を塗装。偽造ナンバープレートはマスキングテープを貼って作業するとやりやすいでしょう。PET板に塗装を加えた完成品にナンバープレートカバーを取り付ければ、偽造ナンバープレートは本物と遜色ない出来になるのです。
なお、ナンバープレートの偽造にはPET板を使った方法以外にも、エポキシ樹脂を利用する方法があります。ナンバープレートがきっちり入る箱を作り、同じ番号のナンバープレートで流し込んだエポキシ樹脂をサンドイッチするのです。
エポキシ樹脂による偽造ナンバープレートは、PET板よりもテクニックが必要ですが、より本物に近いものになるといいます。流し込む樹脂の量で厚みを作り、強度を持たせられるのでPET板よりリアルな質感で偽造ナンバープレートを作れるでしょう。
テンプラナンバーとは偽造ナンバー
なお、偽造ナンバープレートのことを「テンプラナンバー」と呼ぶことがあります。これはもともと「テンプラ」という警察用語からきたものです。
警察用語で「テンプラ」は、偽造ナンバー着用やナンバープレートを外した不審者のこと。テンプラの由来は、その大学に所属していないのに講義を受けに来ている学生を「天ぷら学生」呼んでいたことから。「格好は学生だけど中身は偽物」が転じて「衣だけ学生」となり天ぷら学生となりました。
すなわち、テンプラナンバーとは「見た目はれっきとしたナンバープレートだけど偽物」という意味から擬装ナンバープレートを意味するようになったわけです。
■「ナンバープレート」おすすめ記事
駐車違反でナンバーが見えないときはどうなる?
Nシステムは通行車両のナンバープレートを撮影
ナンバープレートの封印がゴムホースで外れる!?
■「カーセキュリティ」おすすめ記事
バイク盗難防止グッズを車内設置用にプチ改造
車の盗難防止策が100均アイテムで破られる!?
車中泊のカーセキュリティおすすめ便利グッズ
車上荒らしが使うオリジナル解錠ツールを検証
車上荒らしは緊急脱出グッズをガラス割りに使う

ラジオライフ編集部

最新記事 by ラジオライフ編集部 (全て見る)
- コンビニATM引き出し手数料が一番お得なのは? - 2022年6月30日
- Amazonから怪しげな商品を除外する裏コマンド - 2022年6月29日
- 自転車用ドライブレコーダーの前後2カメ一体型 - 2022年6月29日
- ポケモンGOを健康アプリとして使うための攻略法 - 2022年6月29日
- スマートウォッチなしでも心拍数を測定する方法 - 2022年6月28日