傘に仕込んだカメラでスカート内を盗撮した事件
傘を使った盗撮はよくある手口です。2013年には静岡県内のJR駅で自衛官の男が、傘に仕込んだカメラでエスカレーターに乗っていた女子高生のスカートの中を盗撮して逮捕されました。こうした盗撮犯罪はどのような手口で行われているのでしょう。盗撮犯罪の手口を知って、家族を守るための防犯知識をアップデートしましょう。

傘による盗撮事件が後を絶たない理由
傘を使った盗撮事件では、2018年にも東京・渋谷のハチ公前広場で30代の男が女性のスカートの中にカメラの付いた傘を挿し向けて警視庁に逮捕されています。
雨が降っていれば持っていても不自然ではなく、先端にカメラを付けることでローアングルからの撮影が容易…というのが、こうした盗撮犯罪が後を絶たない理由のようです。それでは、実際の手口とはどのようななものなのでしょう。
使用するカメラは、フレキシブルケーブルタイプの小型Wi-Fiカメラ。シャフトにバッテリーを巻き付け、先端の生地にあけた穴にレンズを合わせて固定しました。カメラユニットは受骨に沿って取り付けます。
傘による盗撮はレンズ穴の確認不可能
カメラユニットやバッテリーが傘の内部に取り付けられているため、たたんだ状態でもやや膨らんでいますが、目視でレンズ穴を確認することはほぼ不可能。傘を雑に巻いている男の盗撮には、気を付けた方がいいかもしれません。
傘の先端にあけたレンズ穴からは必然的にローアングルとなるため、スカートの中も容易に撮影できるというわけ。エスカレーターや階段などが犯行現場となりやすいでしょう。
安価なカメラの場合は手ブレしますが、ローアングルの映像が長時間撮影できてしまうのが厄介なところ。Wi-Fiタイプのカメラならスマホアプリで撮影中の映像も確認できてしまいます。(文/Toybox)
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ラジオライフ編集部
ラジオライフ編集部 : 三才ブックス
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