盗聴器としても使えるAndroid Lostの音声記録
スマホを遠隔操作できるアプリとして知られている「Android Lost」。実際の操作はAndroid LostのWebサイトにアクセスしてコントロールします。そして、Android Lostは使い方次第では盗聴器としても使用可能。端末のカメラを遠隔操作して盗撮することもできるのです。

盗聴器に使えるSound Recording
Android Lostの操作画面は、ページ内の「Controls」をクリックすると出現します。「Mobile」カテゴリにある「Sound Recording」機能は、端末の録音機能を使用して、端末周辺の音声を記録するためのもの。基本設定は10秒ですが、最大24時間の録音が可能です。
録音した音声は3gp形式のファイルの形で、Webサイトに送信。送信された音声ファイルは「Click to listen」をクリックすると、パソコンにダウンロードされます。
この機能を使用することで、端末のユーザーの会話の内容や、その時に居る場所を特定するヒントを得ることができるのです。使い方次第では、盗聴器としても使えるでしょう。
盗聴器だけでなく盗撮カメラになる
Android Lostには、端末のカメラを遠隔操作する機能も備わっています。すなわち、盗聴器としてだけでなく盗撮カメラとしても使えるということです。
「Mobile」のカテゴリを表示すると「Front Camera」と「Rear Camera」の項目が出現。この項目にある「Take picture」ボタンを押すと、端末側のカメラ機能が起動し、その場の写真を撮影、Android Lostのページに送信されます。
また「Message」カテゴリの「Message Picture」で、少々凝った写真を撮影することも可能。これはメッセージと写真撮影を組み合わせた機能で、Webサイトから送信したメッセージとそれを消すためのOKボタンを端末の画面に表示させます。
このOKボタンをタップすると前面のカメラが起動し、写真を撮影するという仕掛け。つまり、その時に端末を手にしている人の顔が判明するというわけです。これらの機能からは、ユーザーがその時にいる場所の様子や、誰と会っているのかなどの情報を得ることができます。
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ラジオライフ編集部

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