360度の自動追尾で撮影する防犯カメラの実力
数年前から、スマホで遠隔操作をするネットワーク防犯カメラが登場。その機能は、スマホで遠隔監視ができたり、録画したデータを呼び出してスマホで再生するというもの。これを第1世代とするなら、今は第2世代といえるでしょう。360度自動追尾で異常事態を撮影し続ける防犯カメラの実力を見ていきます。

防犯カメラが侵入者を自動追尾する
同じように天井に取り付けるドーム型カメラとは一線を画す、大きなボディの「ATOM AR3s」は、オランダの防犯カメラメーカー・Amaryllo(アマリロ)の製品です。
すべての設定を専用アプリの「Amaryllo」から行い、操作もすべてスマホから。とはいえ、その多くは自動で行われ、ATOMAR3sはロボットカメラともいえる動きをします。
例えば、自動追尾機能。カメラ部に装備された人感センサーや音センサーが侵入者や異変を検知すると、自動追尾を開始。360度の全周で侵入者を追いかけて、録画を開始すると同時にスマホへ通知します。
そして、スマホの画面にはATOM AR3sが追いかけている侵入者の姿が映る仕組み。双方向通話機能を備えているので、侵入者に警告を発することも可能です。
第2世代のネットワーク防犯カメラ
自動追尾が可能なのは、360度回転する台座とカメラが上下に動き、ズーム機能を備えるため。マニュアル操作も可能で、スマホの画面を上下左右にスワイプすると、内部のモーターが駆動してカメラが動くのです。
スマホからの録画指示・再生といった第1世代の遠隔操作に加えて、撮影方向のマニュアル操作と自立したロボット的な動き。ATOM AR3sが第2世代のネットワーク防犯カメラと呼ばれる理由です。
この防犯カメラの映像素子は1/2.7インチC-MOSで、有効画素数は200万画素、動画解像度は1080p(30fps)です。記録方式は内蔵メモリ(8GB)、防水保護等級はIP66。サイズ/重さは130W×160H×110D㎜/800g、実勢価格は71,172円です。
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ラジオライフ編集部

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